あまあま 官能小説一覧(全588件)
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人混みを離れて連れて来られた海。花火の音に隠れて……
「こっちこっち!」 『え、ちょっ…』 はぐれないようにギュッと手を掴まれて人混みをかき分けて、連れて来られたのはあまり人気のない暗い海。 「ほら、手貸して」 その水面に浮かぶ小さな船へと飛び乗り私に手を伸ばす。 『勝手に...
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2017.5.20
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「連続何回イける?」―そう言って微笑む、やさしい、悪魔。
――ぴちゃ……!くちゅ……ぱしゃん。 お風呂場に響くのは、濃厚なキスと、波打つお湯の音。 「はぁ……春奈、かわいい」 私の唇を解放したお兄ちゃんは、嬉しくてたまらないと言った様子で微笑む。 「もぉ……お兄ちゃ、もう、だめ...
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2017.4.8
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2人きりの資料室。その横顔があまりにも綺麗で僕は…
今、可愛いなんて言えば莉子さんは怒るだろうか? 2人きりの資料室で真剣な顔で本を探す彼女の横顔があまりに綺麗でジッと見つめていたら、急に僕を見た莉子さんとバッチリ視線が重なった。 『!?…なに?』 「いや、ずっと見てるの...
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2017.4.2
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「たまには、俺のこと責めてみろよ」急にそんなことを言われて…
「なぁ、梨香」 「んー?」 私達2人はソファに並び、テレビを見ながらまったりと過ごしていた。 翔が私に問いかける。 「もっとこっち来いよ」 「わっ…」 私の腰に手を回し、ぐっと引き寄せる。 どうやらもう少しくっつきたいみ...
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2017.3.21
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初めて訪れた彼氏の部屋で、思わず目を疑ってしまった私。
初めて足を踏み入れた彼氏の部屋で、私は自分の目を疑った。 「え…カイって、アニメとか好きな人だったの…?」 壁にはポスター、棚にはフィギュア、ベッドには抱き枕。 どこからどう見ても、オタクの部屋。 「うん…引いた?」 半...
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2017.2.4
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アイドルの彼を思うがあまり、言いたくないこともつい言ってしまい…
カチャッ、と鍵を開ける音がして、辰巳が帰ってきた。 伊達眼鏡とニットキャップ。 一見彼が人気アイドルグループ「today」のメンバーだとはわからない。 「ただいま」 「お帰り。今日もお疲れ様」 玄関まで行き出迎える。 彼...
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2017.1.12
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「私だって我慢してるんですから」―そう言って私は彼の身体に自分の胸を押し付けて…
「熱、下がりましたね」 体温計を見ながら、安心する。 「千佳、悪いな。試験近いのに。……ごめん」 昨夜、彼氏の条さんに電話した時、様子がおかしいと思い押し掛けてみると、案の定、大風邪ひいて倒れていた。 「謝らないでくださ...
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2016.12.29
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男性用マッサージ店、それが私の職場。店長、それが…私の想い人。
男性用マッサージ店に勤めてもう3年。 段々と固定客もついてきたし指名も増えた。 でも職業柄誤解されやすく彼氏はいない…。 人の体を癒す仕事をしているのに自分は全く癒されない、そんな毎日だった。 「おはようございます」 そ...
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2016.12.27
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薄暗い書庫、そこが私たちの逢瀬場所―…本の森で交わされる優しい悦楽
国立大学の図書館は立派な造りで、蔵書もかなり多い。 書庫も広く、さながら本の森。 私は司書として、ここで働いている。 地味な仕事で、お給料もそれほど高くないけれど、大好きな本に囲まれて幸せ。 そんな私の毎日が、変わり始め...
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2016.11.28
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今日は初めての浴衣デート―になる筈だったのに…後ろから抱き竦められて
「お待たせ」 長い髪をアップにし、初めての浴衣姿を彼にお披露目する。 かく言う私も彼の浴衣姿を見るのは初めてだ。 いつもと違う雰囲気にお互いどこか落ち着かない。 照れ隠しに、微笑んでみせる。 「ヤバッ。純子さん、きれい…...
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2016.11.22
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友達から貰ったローター、咄嗟に隠した筈なのにうっかり見つかってしまい…
「どうしよう、これ…。」 私の手には、透明な箱に入った小さなピンク色のローターがある。 ――それは昨日の夜のこと。 昨日は高校時代の友達と女子会をしていた。 「さくら~。最近彼氏とはどうよ?」 にやにやしながら訪ねてくる...
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2016.11.14
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住宅展示場。最後のお客様を見送った後、ため息をひとつ漏らした私に…
「ありがとうございました。」 本日最後のお客様を笑顔でお送りする。 私はハウスメーカーの住宅展示場でアドバイザーをしている。 今日は日曜日だからお客様が多かった。 住宅展示場だから、もちろん幸せそうなご夫婦やご家庭が多く...
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2016.10.24
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胸のあいだに挟み込んだ彼の本能が次第に硬くいきり立ってきて…
私が太一君にパイズリをしてあげようと思ったのには、理由がある。 太一君の部屋に置いてあった、エッチな本。 端の折られたページに載っていたのは、男の人のソレを大きな胸に挟んだ女性の姿。 誌面に載っていた、顔も名前も知らない...
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2016.9.25
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ずっと好きだった、幼馴染みのような存在…二人の夜は緩やかに
週末の金曜日、たっぷり残業し、家に帰ってきてやっと自分の時間。 仕事は好きだ。 やりがいがある。 責任のある仕事も任せてもらっている。 同僚の独身女性たちが結婚し、妊娠して産休もしくは退社していく中、私は好んで仕事を優先...
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2016.9.16
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久しぶりに会えた年下の彼。彼に手を引かれながら部屋に入ると…
ピンポーン… 予定時刻の3分前。 来訪を告げる、チャイムが鳴った。 「…は、はいっ」 「藍那、来たよ」 その声で、1つ年下の恋人である和貴だとわかる。 今日は、彼と二人で家でのんびりすると決めていた。 会って、話して、触...
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2016.8.25
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浮気かはたまた別れ話か。不安な気持ちを抱えながら帰宅した俺を出迎えたのは…
俺には3つ年下の彼女がいる。 えみの笑顔はめちゃくちゃ可愛くて友達に写真を見せると 「可愛い」 「羨ましい」 と必ず言われ、そして 「お前にはもったいない」 「浮気されないようにな」 と必ず続く。 確かに美女と野獣ぽさは...
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2016.8.5