浮気されて落ち込んでいた私は男友達に誘われて、ホテルに行きました

キャラクター設定

登場人物をお好きな名前に変更できます。

milkyに掲載の小説は当サイトが契約した作家によるオリジナル作品であり、著作権は当サイトにて保持しています。無断転載、二次利用は固く禁じます。不正な利用が確認された場合、法的措置を取らせていただきます。

浮気されて落ち込んでいた私は男友達に誘われて、ホテルに行きました (ページ 1)

彼氏の浮気を知ったのは、偶然だった。

最近、なかなか会うことができず、電話にも出てくれないのはわかっていた。

けれどそれは、彼の仕事が忙しいからだと信じていたのに……。

「……普通、彼女との約束ドタキャンして浮気相手と堂々とデートする?私と鉢合わせる可能性とか考えなかったのかな?」

居酒屋で私は友人のシンヤと一緒に呑んでいた。

「災難だったな、マミ」

「本当、あんな男だと思わなかったわ……」

彼氏が見知らぬ女とラブホから出てきた瞬間、もう彼に対する愛想は尽きた。

だけどやっぱり、浮気されたというのはきついものがある。

「あいつの言葉を真に受けていたなんて……私って本当に馬鹿よね」

はあ、と大きなため息をつく私をシンヤは笑った。

「だから付き合う時に言ったろ?あの男は止めとけって」

そう、私が彼と付き合う時、シンヤは反対したのだ。

けれど、恋で盲目になっていた私はそれを聞かなかった。

「うん……本当にそうね。シンヤが正しかった」

テーブルに突っ伏す私をシンヤが覗き込む。

「随分としおらしいな。元気出せよ、浮気なんてした奴が悪いんだから、お前は悪くねえよ」

「それはそうかもしれないけど……」

でも、つい考えてしまうのだ。

もしかして、自分に何か問題があったから浮気されてしまったんじゃないか、と。

「私って……魅力がないのかなぁ」

「……そんなことねぇよ」

「でも、あったら浮気なんてされないでしょ。やっぱり私なんて」

その時、突然シンヤが私の肩を抱き寄せた。

「え、ちょ」

「そこまで言うなら、証明してやろうか」

「え?」

シンヤを見れば、彼はじっと私を見つめていた。

その眼差しがあまりにも熱っぽくて、私は息を呑んだ。

「マミがすごく魅力的だってこと」

シンヤはそのまま店を出ると、ホテルに私を連れ込んだ。

そこで何をするかなんてわかりきっていたのに、私は抵抗しなかった。

彼のことをそういう目で意識したことなんてなかったのに、酒を呑んだからか、嫌悪感はない。

部屋に入った私たちは、どちらかともなくキスをしながら、服を脱いでいく。

裸になった私を、シンヤはベッドに押し倒した。

コメント (0)

コメントを書く