初体験の翌朝も求められ、未知の愛撫で達しちゃう甘々エッチ (ページ 9)

「はあっ、はあっ…」

「望…」

幸せそうな表情のまま、浩君はゆっくりと、こちらに覆いかぶさる。

「すごい、可愛かった」

「浩君…」

「浩でいいよ」

「浩」

「そう、よく出来ました」

額にちゅっと口付けが落ちてきて、そのまま唇を啄むようなキス。

「ねえ、浩」

「ん?」

「腕。痛くなかった?」

「腕?」

「その…イく時、ぎゅって掴んだから」

顔の横にある腕を、労わるつもりで撫でた。

すると、浩君がにんまりと笑った。

「どうせ撫でるなら、別の場所にしてほしいな」

「別の場所?」

「まあ、それはまた次の機会に」

ワンテンポ遅れて、なんとなく分かった、その言葉の意味。

瞬く間に熱を持った頬に、悪戯っぽく笑った浩君の唇が落ちてきた。

-FIN-

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