触れるだけで崩れていく身体と、彼の我慢の限界点 (ページ 10)

「歩けるか?」

「…ちょっと、無理かもです」

正直すぎる答えに、彼がわずかに笑う。

「じゃあ、連れていく」

腰へ腕を回され、
軽く持ち上げられた。

ベッドまでの数歩が、やけに長く感じる。
息が触れる距離で、視線が絡まり続ける。

部屋の照明が優しく照り返し、
彼の横顔のラインが柔らかく染まる。

そしてベッドの端にそっと降ろされる。

座らされた瞬間、
彼の手が膝に触れた。

その触れ方が、あまりにゆっくりで。
太ももに沿って指が這い上がってくるたび、
身体が勝手に反応してしまう。

「…触れるだけでこんなに熱くなるんだ」

彼は膝に置いた手をゆっくり引き、
太もものサイドをなぞりながら腰へ触れる。

布越しなのに、
触れられた部分が全部、炎みたいに熱い。
「お前がこんな反応するって知ってたら…」

彼の指が、脇腹のラインをゆっくり上がる。

「もっと早く、こうして」

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