電車が止まった夜、マッサージと彼の舌でいやらしくほどける体

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電車が止まった夜、マッサージと彼の舌でいやらしくほどける体 (ページ 1)

アルバイトを終えて裏口から出た瞬間、夜風が頬を撫でた。

塾の受付のバイトにはもう慣れたけど学業と両立するのはなかなか大変だ。

帰ったら大学の課題を進めなきゃなあ…とぼんやり思っていると、背後から声をかけられた。

「美優、おつかれ」

振り返ると、社員の篠原さんが立っていた。

スーツの上着を脱ぎ、シャツの袖を肘まで折り返した姿は、勤務後の緊張をほどいた大人の余裕をまとっている。
確か私より7歳上だったっけ。
「雨降りそうだけど、送ろうか?それともタクシー拾う?」

「だ、大丈夫です。電車で帰れますから」

「ほんとに?…じゃあ駅まで」

強引じゃないのに、断りきれない調子。

私は小さくうなずき、篠原さんと一緒に駐車場へ向かった。

篠原さんの車の助手席に乗り込む。

今まで何度か乗せてもらったことはあるけど、いつもなんとなく緊張してしまう。

「うわ、本降りになってきたな」

「本当だ…すみませんわざわざ送ってもらって」

「いいよ、一緒にいられる時間が増えるから」

冗談めいた口ぶりで篠原さんは笑ったけど、私は本気にしてしまいそうで、内心ドキドキしっぱなしだった。

「あ、嘘…電車止まったみたいです」

スマホの通知を見ると、私が乗るはずの路線が急な大雨のせいで運転見合わせだとニュースが入っていた。

「…俺んち、来る?」

「え?」

「ここから車で5分くらいなんだけど、雨宿りに使って。もし電車が動き出したらまた車で送るし」

「そんな…これ以上悪いです」

「でも駅で降ろされても困るだろ。他に行くあてがあるならいいけど…」

「…お言葉に甘えてもいいですか?」
「うん、だけど男の一人暮らしだから綺麗な部屋だと思わないでくれよな」

*****

篠原さんはそう言ったけど、通されたマンションのワンルームはすっきりと整っていて、家具はどれも落ち着いた色合いだ。

なんとなく篠原さんらしいと思った。

「そこ座って。水飲む?冷たいのと常温どっち」

「常温でお願いします」

差し出されたペットボトルを受け取りながら、一口飲む。

冷えすぎていない水が喉をすっと落ちていくと、ようやく少し落ち着いた気がした。

「バイトと学校、両立大変だろ。最近疲れてる顔してる」

「そうですか?…最近肩こりがひどくて。それのせいかも」

「わかるわかる。俺もデスク仕事多いから肩バキバキだよ」

篠原さんは苦笑しながら、自分の肩をぐっと回してみせた。

「マッサージとか行ったりしないの?」

「行きたいですけど、学生には高くて…市販の湿布でごまかしてます」

「そりゃきついな。…ちょっと試しに揉んでやろうか?」

「えっ、いいですよ、そんな…」

「本格的なもんじゃないけど、やり方は知ってるから。嫌なら無理にしない」

断ろうとしたのに、柔らかく言われると余計に断りにくい。

「…じゃあ、少しだけお願いします」

「よし、そこ座って力抜いて。痛かったらすぐ言えよ」

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