路地裏の怪しげな美形の薬屋さんに媚薬を飲まされて…私は実験体にされました
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路地裏の怪しげな美形の薬屋さんに媚薬を飲まされて…私は実験体にされました (ページ 1)
繁華街の裏路地、1軒の怪しげなお店。
漢方や鍼なんかの東洋医学の専門家がいるらしい。
ちょっと怪しいけどよく効くって噂だ。入りにくいけど、その分なんか効きそうな気がする。
「いらっしゃい」
風変わりな店主がひとり。
もっとおじいちゃんがやってるのかと思ったのに、若くてイケメンだ。イケメンと言うより美人と言った方が似合う、綺麗な人だ。
「どうしました?何か体の悩みでも?」
「あの、私すごく冷え性で…」
手を擦りながら答えると、店主の手が私の手を包み込む。
「本当だ。これはいけませんね。奥へいらっしゃい。診察しながら漢方を調合しましょう」
奥の部屋へ通された。色んな薬草なのかな、独特の香りがする。
「体を温めるハーブティーです。これを飲んでリラックスして下さいね」
椅子に座るとお茶を出してくれて、ひざ掛けをかけてくれた。
それを飲みならがら症状を話した。
寝る時に足が冷えるとか、冷房に弱いとか、そんなよくある話を丁寧に聞いてくれた。
「体の様子を見ながら色々試したいので、しばらく通ってもらうことになりますが大丈夫ですか?」
「あ、はい。家は近いので通えます。近くなのに、今まで全然知らなくて…こんな素敵な先生ならもっと早く来ればよかったです」
「それは嬉しいですね。先生なんて柄ではないので鵺と呼んで下さい」
「鵺さん…私は美咲です」
「美咲、可愛い名前ですね」
呼び捨てにされて、可愛いって褒められて、なんだか恥ずかしくなって顔が熱い。それにすごくドキドキしてる。
しばらく通うってことは何度も会えるんだ。ダメだ、嬉しくて顔がニヤける…。
それを誤魔化すみたいに鵺さんの淹れてくれたハーブティーを流し込んだ。ほんのり甘くておいしい。
「そんなに一気に飲んだら…」
「あ、ごめんなさい…美味しくてつい」
「いえ、美味しく感じるって事はそのハーブと相性がいいんでしょう。きっとすぐに効き始めますよ」
言われてみれば、もう指先は暖かい。指先だけじゃなくて、体の内側がなんだか熱く火照ってきた気がする。
「ほんとだ…さっきと全然違います」
鵺さんにも効果を知って欲しくて手を出した。さっきみたいに触れてほしいっていう下心もあった。
鵺さんの指が私の手のひらをさするように触れた途端、なんだかゾクっと肌が粟立った。
なんだろう、この感覚。
「ずいぶん血の巡りが良くなったみたいで、いい傾向です」
鵺さんの長くて細い指が私の指に絡まる…ゾクゾクと体が熱くなってしまって、下を向いた。
「ちょっと効きすぎてるみたいなので横になりましょうか。良い反応ですけど急な変化は怖いですよね」
鵺さんに促されて、ベッドに倒れ込むように体を預けた。
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