初デートが終わってから見せた心配症な彼の新たな一面 (ページ 5)

「あー、両親旅行中なの。明日の夕方まで帰ってこないから。」

「そうなんだ…。」

「うん…。」

「じゃあ、ちょっとだけ、お邪魔します。」

部屋につくなり、博くんは正座したまま動かない。

「・・・。」

「何か飲む?」

「あぁ、大丈夫。」

「・・・。」

「・・・。」

「あのさ、シャワー浴びてきていい?」

「え・・・。」

「テレビでも見てて。」

「うん…。」

キュッキュッ。

ジャー。

熱めのシャワーを浴びる。

そんな間も、やっぱり博くんのことがよぎる。

心配はしてくれてたみたいだけど…

博くん、あたしのこと、女の子として見てるのかなぁ?

っていうか、ちょっと何考えてるか、わかんないんだよなぁ…。

そこが、かわいいっちゃかわいいんだけどねぇ…。

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