ハジメテの男に嫉妬した年下彼氏の独占欲に抱かれる夜 (ページ 5)

やっと唇を離してくれたかと思ったら、そんな怖いことを言う。

「リコさんは俺のものだって、知らしめたい」

「そんなことしなくても、私はカイ君のものだよ?」

誰でもない、カイ君が私の恋人。

「やばい…」

カイ君が私の肩に顔を埋めた。

「どうしたの?」

「リコさんが可愛いから、勃っちゃった」

「本当だ…」

私はスラックスを押し上げている分身に、そっと触れてみた。布越しでも熱さが分かる。微かに息をつめるカイ君の気配に、ドキドキした。

「それ以上は触っちゃダメ」

どんどん硬くなっていく分身を触り続けていたら、カイ君が私の手を押さえた。

「ここですることになっちゃいますよ?」

悪戯な笑顔がすごく色っぽくて、思わずここですると言ってしまいそうになる。

「ここじゃダメだけど、私もすぐ、したい」

優しい恋人を不安にさせないためには、自分の気持ちを伝えるしかない。

カイ君が落ち着くのを少し待ってから、私たちはいそいそとダイニングバーを出た。

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