ハジメテの男に嫉妬した年下彼氏の独占欲に抱かれる夜 (ページ 4)

「好きって言ってくださいよ」

「こんな場所じゃ言えないって。誰かに聞かれたらどうするの」

「隣に来て、小さい声で言えばいいじゃないですか」

カイ君がぽんぽんと自分の隣のスペースを手で叩く。

仕方ないから移動して、形の良い耳に顔を寄せた。

「…カイ君が好きだよ」

ものすごく恥ずかしい。元の席に逃げ戻ろうとしたら、強い力で引き留められた。

「最初の男よりも?」

苦しそうな顔。こんな風に誰かに嫉妬されるのは初めてだ。

「ちゃんと好きになったの、カイ君だけだから比べられない」

正直な気持ちを告げた。

「リコさんって、時々嘘みたいに可愛いこと言いますよね」

「なん…でっ…んんぁ…」

突然のキス。薄手のカーテンで仕切られただけの席だから、誰かに見られてもおかしくない。

それなのに、カイ君は何度も角度を変えて舌を絡めてきた。

「いっそ、このまましたい」

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