ハジメテの男に嫉妬した年下彼氏の独占欲に抱かれる夜 (ページ 9)

「俺そうとう女々しいですね」

力の抜けた私を抱き寄せながら、カイ君が三度目の溜息を吐いた。

「まぁ、女々しくないって言ったら嘘になるかな」

「ですよね…」

落ち込む恋人が可愛くて、私も強く抱きしめ返す。

「私の今と未来はカイ君のものだよ」

自分がこんな甘いセリフを言うのは、貴方にだけなのに。

「それじゃ、足りない?」

「充分です」

甘いセリフより甘い笑顔が、これからも私を変えていくだろう。

-FIN-

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