風俗嬢を癒したいという不思議なお客様に何度もイカされ続けてしまって…
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風俗嬢を癒したいという不思議なお客様に何度もイカされ続けてしまって… (ページ 1)
「いらっしゃいませ。羽那と申します」
またいつもの1日が始まる。
見知らぬ人と身体を重ねて…手元にいくばくかの現金を得る日々。
(疲れた…)
そう思ったとしても、辞めるわけにはいかない。
ろくでもない人に騙されたのは私なのだから。
「羽那ちゃんか。かわいい名前だね」
「ありがとうございます」
そう言いながらお客様をお部屋へ案内する。
*****
「そうか、苦労しているんだね」
沢村と名乗ったお客様は、浴槽の中で私の話を聞いてくれた。
40代後半だろうか…。
ダンディで遊び慣れていそうな感じ。
面倒なことが起きない、1番接客しやすいタイプだ。
「でも、私の自己責任ですからね」
私は自嘲気味に笑う。
「羽那ちゃんはきっと、その彼のことがとても好きだった。だから尽くそうと思ったんだよね」
(そんなに寄り添ってくれなくていいのに…)
どうせすることは同じなんだから。
さっさと終わらせて、感情なんて持ち込まないでほしい。
*****
「羽那ちゃん、今日は逆に僕が癒すって言ったら笑うかな?」
「…?それはどういう…」
「たまには心から感じる日があってもいいじゃないか」
そう言って沢村さんは豪快に笑った。
(自分のテクニックに自信あるタイプなのかな…)
私は話半分に沢村さんをベッドへ案内する。
「羽那ちゃんおいで」
沢村さんの腕の中に包まれる。
不思議と安心する感覚に陥って、少し混乱した。
「時間はいっぱいあるから、じっくり…ね」
そう言って私の頭を撫でてくれる。
なんだか無理をしなくていいよと言われたような気がして、少しだけ沢村さんに心を開いてみたくなった。
私の力が緩んだのを察したのか、沢村さんはそっと触れるようにキスをする。
「んっ…」
不思議なことに、触れるだけなのになんだか温かく感じて吐息が漏れた。
沢村さんの舌が私の舌に絡む。
毎日作業のようにしていることなのに…今日はなぜだかふわふわと感じた。
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