夫には言えない、料理教室で重なる秘密の時間と甘い記憶 (ページ 3)

額が触れ合うほどの距離で、遥斗は私の反応をじっと見ている。心の奥を覗かれているようで、恥ずかしさと期待が入り混じる。

彼の手が、そっとショーツの縁に触れた。その指先は、私の答えを待っている。けれど、拒むという選択肢はもう、私の中にはなかった。

「…遥斗くん…」

かすれた声で名前を呼ぶと、彼は微かに笑って、そして――ゆっくりと、私の深くへと踏み込んできた。

その指が触れるたび、溢れる熱に思わず身体がきゅっと反応する。湿った音と、浅くなる呼吸。熱が内側からこみ上げてくる。

くちゅくちゅ…

「…やらしい音、してます…もっと、知りたい…」

囁きとともに、彼の動きは次第に深く、濃くなっていく。

私はもう、抗えなかった。
彼の唇が首筋に這い、肩に触れ、胸元に触れ――すべてが甘くて、切ない。欲望のままではない、でも欲望を押し殺せない、そんな感情がふたりの間に満ちていく。

そして、彼がそっと私の上に覆いかぶさってきた。

「本当に…いいんですね?」

揺れる瞳が、私の目を覗き込む。私は小さく頷き、彼の背中に手を回した。

彼が私の中へと、静かに入り込んできた。

「んんっ…、あぁーっ」

熱くて、硬くて、でも優しくて――涙が出るほど、嬉しくて、苦しかった。

「…遥斗くん…っ」

身体が重なり、奥まで満たされる感覚に、息を飲んだ。痛みなんてなかった。ただ、心が震えていた。

動くたび、身体の奥で、柔らかい水音が響く。

シーツの擦れる音、甘くくぐもった声、呼吸と呼吸が絡まる音。

そのすべてが、ふたりの関係を肯定しているようで、私はただ彼にすがるしかなかった。

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