初恋の幼馴染とまさかの再会をした私。数年ぶりの彼の部屋で、今度はオトナの時間を過ごす (ページ 5)

「泊まっていってくれても良かったのに」

「んー、着替えとか持ってきてないから、今日は帰るね」

もう暗い時間だからと、律樹くんに送ってもらうことになった帰り路で、私たちはそんな会話をした。

「でも、お泊りは…また近いうちにしたい、な」

「…うん、そうだね。いつかは旅行とかも行っちゃおうか」

「本当!?楽しみにしてよっと」

今日このまま泊まっていきたい気持ちはやまやまだったけど、別に急ぐ必要もない。

家の前まで送ってもらって、最後に「またね」と挨拶を交わし、私は家の中に入った。

はやる気持ちのまま自室に駆け上がって、ベッドにダイブする。

ふとスマートフォンを開くと、普段から使っているメッセージアプリに、新しい通知が入っていた。

通知のピンが立っていたのは、律樹くんとのトークルーム。

何年も動いていなかったのに、「よろしくお願いします」のスタンプがたった数秒前に送られてきていた。

…この幸せは今日だけじゃなくて、これからも続いていくんだ。

今すぐ起き上がってスキップでもしてしまいたい気持ちを落ち着けながら、私は「こちらこそ」とスタンプを送り返した。

-FIN-

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