映画館の暗闇で片思いの先輩に後ろから激しく突かれ、声を押し殺しながら絶頂

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映画館の暗闇で片思いの先輩に後ろから激しく突かれ、声を押し殺しながら絶頂 (ページ 1)

「着ていく服、迷っちゃうなぁー」

全身鏡の前で、私は明日着ていく服で悩んでいた。豊センパイが映画に誘ってくれたのだ。センパイとは同じ大学の映画サークルで一緒だった。豊センパイが社会人になってからは、あまり一緒に映画を観る機会がなかったけれど、久しぶりに誘われた私はかなり舞い上がっていた。

というのも、ずっと豊センパイに片思いしているのになかなか言い出せないでいる。多分センパイは私の気持ちなんて見透かしている…はず。でもこの友達以上恋人未満の関係が心地よくてつい甘えてしまう。

「でも、明日はチャンスかも…」

だから私は自分に気合いを入れるためにも、今こうやって服装選びに入念なのだ。

―― 明日言わなきゃ、絶対後悔するよね!

私は決意を固めた。

*****

「お待たせしましたー! 待ちましたか?」

私は待ち合わせ時間に数分ほど遅れて息を切らしていたが、豊センパイは全く気にしていない様子で、

「おぉ、久しぶり!」

そう言って快活な笑みを浮かべた。

「今回は珍しく恋愛映画なんよ。 明里が前見たいって言ってたやつ」

豊センパイはチケットを差し出してきた。

「えっ、センパイ恋愛映画苦手って言ってたじゃないですか」

私は予想外のチョイスに驚いて聞いた。

「いや、たまにはいいかなってさ。 はは」

豊センパイは少し顔を赤らめて、苦笑いした。

「でも嬉しいです! ありがとうございます!」

*****

私たちは指定スクリーンに入るなり、驚いた。私たち以外に人がいなかったのだ。

「上映まであと少しあるし、何人かは入るだろ」

豊センパイは動じていなかったが、私は館内を独り占めできたのを喜ぶべきなのか、迷った。

―― いい映画だと思うんだけどな…。

結局誰も入ってこないまま、上映が始まった。

あらすじはこうだ。長い間友人として仲が良かった2人が、とある事件をきっかけに互いを異性として意識するようになる。友人としての関係に甘んじてしまう男性と、進展したくてアプローチをかける女性の話だ。

私と豊センパイの関係性が反映されているようで親近感を感じていた。ただ、私は映画の女性のように積極的にアプローチなどできないが。

上映から半分ほど時間が過ぎたころだった。突然、太ももをまさぐる手に気づいた。

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