関西弁彼氏とのラブラブ浴衣デート、神社の境内で思わず盛り上がって露出に乱れる夜

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関西弁彼氏とのラブラブ浴衣デート、神社の境内で思わず盛り上がって露出に乱れる夜 (ページ 1)

「おーい! 太一、こっちこっちー!」

私は太一の姿を見つけ、手を振って呼び寄せた。

「なんや、ここにおったんか、待たせてごめんなぁ」

紺地に細いストライプ柄の浴衣を身にまとい、白帯を締めた太一がこちらに向かって下駄を鳴らす。

「約束の時間からそんな経ってないから大丈夫だよ!」

―― やっぱり太一の浴衣姿似合うなぁ。

夏祭りに浴衣で行こうと提案したのは私だ。太一は長身だけど古風な顔立ちなので、和装が似合うだろうと常々考えていた。自分で着るのが面倒だと渋る彼に着付けをしてくれるところなどを紹介して、何とか浴衣デートに漕ぎつけた。

私もこの日のために浴衣を新調した。白地に水色の小さな花柄、紅色の帯。髪も後ろで緩くまとめた。

―― 太一と釣り合っていればいいけど…。

「萌の浴衣姿もよぉ似合うなぁ」

太一はそう言ってにっこり笑う。

「えへへ…ありがと。 太一もよく似合ってるよ」

思わず顔がほころぶ。優しい太一だからことある事に私を褒めてくれる。

「ほな、行こか」

太一が手を差し出した。私は太一の手を握り、2人で人混みの中を進んでいく。

夜店や提灯の明かりが夜の闇を照らしている。地元のお祭りでも比較的大きな方で、花火大会も催されている。

「あ、たこ焼きがあるよ!」

「ん? ほんまや。 そういや東京来てからあんま食べてへんかったかも」

太一がたこ焼きを頬張る。

「んーうま。 なかなか美味いな、これ。 萌も食べてみ、ほら」

太一から差し出されたたこ焼きに、私はふぅふぅと息を吹きかけて口に含む。

「あふっ…うん、おいひい」

「萌、ソース口についてんで」

あはは、と太一は笑って私の口についたソースを指で拭い、舐めとった。

「ふふ…ありがと」

私は少し恥ずかしかったけれど、太一の優しさが嬉しかった。

*****

ヒュ~…バァン ― 。

夜店を散策していると、突然遠くで大きな破裂音がした。

「あ、もしかして花火大会始まってる!?」

太一が辺りをキョロキョロと見回して音の出処を探る。

「私、いい穴場知ってるんだ!」

そう言って私は太一を高台にある神社の境内まで連れ歩いた。この神社は普段あまり人の出入りがない場所で、地元の人でも寄りつくのは少数だ。

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