男の影を察知して嫉妬に狂った夫に拘束され、彼の舌で何度もイカされる休日

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男の影を察知して嫉妬に狂った夫に拘束され、彼の舌で何度もイカされる休日 (ページ 1)

「俺、知ってるんだよ」

黙って食事をしていた蓮が、突然口を開いた。

「え? どうしたの、急に…」

蓮の向かいの席で白米を口に入れようとしていた私はぽかんとして聞き返す。

蓮は下唇を噛み、深刻な表情をしている。

「最近さ、真由に男ができたんじゃないかって…。 いつになく小綺麗な格好してるし、電話で誰かと楽しげに話もしてる。 それに…」

一呼吸置いて、蓮は続けた。

「それに、この間見たんだよ。 たまたま真由の勤務先の近くを通りかかったとき、知らない男と君が仲良さそうに歩いている姿を…」

「…蓮」

確かに私は最近勤務先で仲良くしてもらっている異性の同僚がいる。それは蓮の言うとおりだ。

私たちは結婚して10年、今まで何のトラブルもなく信頼できる関係性を築いてきたつもりだ。ただ、マンネリ化していて、2人の関係に刺激がなくなってきていたのも事実。それを言い訳にするつもりはないけれど、同僚の存在感が私にはいい意味で刺激にはなっていた。

「…でも、蓮が心配するようなことは何もないよ」

「本当に?」

「うん。 確かに誤解させたかもしれないけど、男女の一線は超えてないよ。 そんな勇気、私にあるわけないの知ってるでしょ」

―― 蓮が元気なさそうにしてたの、これが原因だったんだ…。

思い返せば、いつからか蓮に笑顔がない日が多くなった気がする。仕事が忙しいのかと思っていたけれど。私自身も仕事に追われる日々が続いていて、同僚も同じ企画に携わっているから余計にそこまで気が回らなかった。

「ごめんね、蓮に心配させちゃって…」

蓮の思い詰めた顔は変わらなかったが、彼はそのまま何も言わず黙々と食事を続けた。

*****

土曜日の午後。私たちは2連休だというのに、互いに気まずい雰囲気のまま過ごすのだろうか。こんなことになるなら、子供を作って仕事を辞めておけば彼は安心したのだろうか。

「はぁ…」

私は溜め息を吐いて、寝室に戻り部屋着を脱いだ。気分転換に散歩にでも誘ってみようか。そんなことで彼の機嫌が良くなるだろうかと悶々と思考を巡らせていた。

だから、蓮が背後まで来ていることに私は気づけなかった。

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