イタリア人シェフに焦らされ酔わされて…刺激的な屋外アバンチュール (ページ 2)

愛は急いで自転車を道路脇に止めた。

そしてゲラゲラ笑いながら、その男性へ近づいていった。

「ご・ごめんなさい〜。あはは」

この状況がおかしく思えて笑いが止まらない。

すると男性もニコニコ笑いながら、

「パンは生きていたね。はい、どうぞ!気をつけてね」

「あっ、ありがとうございました〜」

私はバゲットを受け取り、軽く会釈をした。

すると、男性は「急いでいる?」と聞いてきた。

「あっ、あ〜、はい、あまり時間がありません。どうして?」

「今度、お茶しない?よければ連絡先を教えてください。」

とても感じのよい外国人男性だ。

「お茶ですか〜?出来ればワインの方がいいけど。あはは」

「いいね〜。」

と彼もニコニコ。

愛は、ジーンズのお尻のポケットからスマホを取り出し、「LINEやっていますか?」と聞いた。

「うん、やっているよ。じゃー、LINEで交換しよう。」と彼。

流暢な日本語。

「あっ、失礼!僕の名前はJです。よろしく。君の名前を聞いてもいいかな?」

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