麻酔から目覚めるとドクターにキスをされて…恋人のいない国の診療室

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麻酔から目覚めるとドクターにキスをされて…恋人のいない国の診療室 (ページ 1)

葉月は、長年勤めた会社を辞めて、退職金でヨーロッパへロングスティの旅に出かけることにした。

最初の訪問地スペインは、バルのはしごが楽しくて毎晩のように飲みに出かけた。

物価が安くて楽しいラテン系の雰囲気のスペインにすっかり酔いしれ、日本のことなどすっかり忘れていた。

明るくて可愛らしい葉月は実年齢よりもかなり若く見られ、スペイン人の男性にももてているが、やはり日本に残してきた恋人のことが気になる・・

夜な夜な飲みに出かけても、異国のアバンチュールを楽しむことは出来なかった。

さて、そんな日々が続いたある朝、ふと鏡を見ると・・・

上唇の先端に、オデキのようなものが出来ているのに気がついた。

気になるので、つい歯で噛んでみた。

すると、血が溢れ出してきて、なかなか止まらない。

不安になったはづきは薬局で薬を買うことにした。

薬局へ行くと、「あー、それは、病院へ行って切ってもらった方がいいですね。薬で治る状態ではないですから。」と言う。

「えーー!!じゃあすぐに病院へ行きます。どこか知っている病院があったら教えてください。」

「うーーん・・・そうね。じゃ、この病院へ行ったらいいと思う。ここに地図を書いておきますね。はい、どうぞ。」

「ありがとうございました~。じゃ、行ってみます。」

そう言って薬局を後にし、教えてもらった病院へと向かった。

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