麻酔から目覚めるとドクターにキスをされて…恋人のいない国の診療室 (ページ 3)

「はい、どうぞ。お入りください」

あら、なんか若そうな声。

「こんばんわ。よろしくお願いしま~す。」と葉月が入っていくと・・

「はい、僕はハビエル。よろしく。さて、どうしましたか?」とドクター。

(なに~。すっごいイケメン。白衣がセクシー。緊張しちゃう)

「先生、ここなんですけど。なにかできちゃったの。」と唇を突き出すはづき。

「ドクターじゃなく、ハビエルでいいよ。」

「あっ、私は、葉月です。日本人。よろしくね。」

「はい。葉月。どれどれ、よくみせて。あっ、ここか。」

(やだ~~、顔がこんなに近い~。恥ずかしいな。。)

「じゃ、ちょっと切ってしまいましょう。大丈夫だよ。痛くないから。」

「はい、よろしくお願いします。」

「じゃ、荷物をおいて、ちょっとここに仰向けになって寝てくれるかな。」

そう言ってハビエルは、準備をしている。

(ナースとか助手も誰もいないんだな・・)

ベッドに仰向け状態で待っていると、ハビエルがやってきた。

「ちょっとチクッとするけど、大丈夫だから心配しないでね。葉月」

「はい。よろしくお願いします。」

こうして、メスで唇のおできを除去する処置が始まった。

そこから、葉月は深い眠りに落ちていったようだ。

麻酔と不安で、そのまま眠ってしまったのだろう。

どれくらい眠ってしまったのかな・・

気がつくと、ハビエルがそばにやってきた。

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