「お礼だったら今欲しいな…」先輩に両手をネクタイで縛られオフィスに響く喘ぎ声 (ページ 2)

木村先輩だ。

私が新人の頃からずっとペアを組んでくれて、いろんなことを教えてもらった。

最近やっと一人前だなって誉めてくれたのに…。

そんな木村先輩に私のミスで頭を下げさせてるのだ。

入ってきたのは木村先輩。

手にはコンビニの袋を下げている。

「お疲れ。差し入れ持ってきたぞ。」

そう言って袋を私に差し出してきた。

二人で差し入れのコーヒーを飲みながらパソコンに向かった。

先輩は何も言わずに私の仕事のチェックをしてくれた。

間違っていたら、また明日上司に怒られる。

2日連続で怒鳴られるのはゴメンだ。

さりげなくフォローしてくれる先輩の優しさが嬉しかった。

「よし!これで終わりだな。」

先輩はパソコンの電源を落とした。

パソコンのモーター音が消えるとますます静かになる。

「ありがとうございます。今度何かお礼しますね。」

そう言いながら私はデスク周りを片づけ始める。

思った以上に遅くなったので、先輩にも申し訳がなく今度時間がある時にランチでも奢ろうかと考えていた。

「お礼だったら今欲しいな…。」

そんな声が聞こえてきたと思ったら、私は後ろから抱き締められていた。

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