親が決めた結婚前夜、ずっと好きだった執事の彼に初めてを全部捧げます (ページ 6)
アリスの痙攣がおさまる頃、レオはようやく顔を上げた。
愛液で濡れた口元をぬぐい、恍惚とした表情でアリスを見下ろす。
「初めての絶頂は、いかがでしたか?」
「ぁっ、は、……す、すごかった」
「ふふ、可愛い」
アリスはぐったりとシーツに沈み込む。
焦点の合わない目、荒い呼吸、力の抜けた四肢。
レオはその全てを堪能するように眺めてから、ズボンのベルトに手をかけた。
金具の外れる硬質な音に、その先を想像したアリスの心拍が高鳴る。
外に晒されたレオ自身は、既に限界まで張り詰めていた。
「痛かったら、すみません」
声は優しいのに、レオの瞳には飢えた獣のような渇望がのぞいていた。
先端をとろとろに蕩けた入口に宛てがい、ぬちゅりと押し当てた。
熱と熱が触れ合う。
「っ……」
アリスの息が詰まったのに気がつくと、レオはかがみ込んで何度目かのキスを唇に落とす。
「ごめんなさい、止まれません。——入れますよ」
蕩けた秘部に押し当てられたレオのモノがわずかに侵入する。
初めてを彼に捧げる緊張と期待で、アリスの体が震えた。
「…うん…来て…」
中は愛液でたっぷりと濡れている。
しかし入り口は初めて迎える異物に柔らかく閉じていた。
レオがゆっくりと腰を進める。
亀頭が狭い入口をこじ開け、じわりと中へ沈んでいく。
「んっ、ぁ」
「っ、きつ…」
レオは歯を食いしばっていた。一気に突き入れたい衝動を必死に殺しているようだ。
眉間に皺を寄せ、額から汗が一筋落ちる。
半分ほど入ったところでアリスの中がぎゅうと締め付けた。
ちょうど先ほど刺激された箇所を先端がかすったのだ。
「ああぁっ」
レオは動きを止めて、アリスの髪を梳くように撫でる。
「大丈夫?痛いですか?」
「うう、ん…きもち、よくて」
「…ならよかった」
レオは笑うとまた少しずつ熱を押し進め——そして奥まで収まった。
「は、あぁぁ……っ」
ぴたりと肌が密着する。
二人の間に隙間はもうない。
レオが深く長い息を吐いた。
「…全部入りました」
その声は震えていた。
繋がったまま額を合わせ、レオの潤んだ瞳がアリスをまっすぐに見つめた。
「アリス様。好きです。——動きますよ」
「あぁぁぁっ!は、んんぅ、っ〜〜」
一度引いたそれを再度奥まで押し込まれ、息が詰まる。
初めての挿入に痛みはあるが、それ以上にレオと一つになれたことが嬉しかった。
「…好き…私も…大好き…」
キスをねだるように唇を突き出し、レオにすがりつく。
突き出された唇に深く口づけられた。
溶け合うような優しいキス。
「ん、ふ……ぅ、っむ」
再び腰が引かれた。
ずるりと抜けかけたところで再び奥へ押し戻す。
ゆったりとした律動。
初めての身体を労るような、けれど確実に奥を突く角度で。
「ん……っ」
キスの隙間から漏れるレオの声は、普段の涼しい顔からは想像もつかない熱を帯びた吐息だった。
腕がアリスの背中に回され、抱き起こされる。
対面座位の形になり、更に繋がりが深くなる。
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