え?推しと私があんなことを…推しとの幸せなラブハプニングに溺れる私 (ページ 3)

「……もう朝だね」

カーテンの隙間から、少しずつ朝の光が差し込んでくる。

裸のまま寄り添って、彼の胸に耳を当てると、穏やかな鼓動が聞こえてきた。

「会社、行ける?」

「……行けない、たぶん」

「そっか。じゃあ……もう少し、こうしてて」

剛の指が、私の髪を梳いてくれる。

あのライブ会場の遠いステージにいた人が、いま、すぐ隣にいる。

夢みたいな夜――

でも、現実だった。

たった一夜限りでもいい。

この記憶だけで、私はきっと、また日々を生きていける。

そう思った瞬間、剛がふっと微笑んだ。

「また、会えるかな。OLさん」

その言葉に、私は静かに頷いた。

「……うん、推しに、会いに行くよ」

-FIN-

この作品が良かったら「いいね!」しよう

18

コメント (0)

表示されている文字を入力してください: