マチアプで会った相手が会社の後輩だった…逃げようとしたら資料室に押し込まれて…♡
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マチアプで会った相手が会社の後輩だった…逃げようとしたら資料室に押し込まれて…♡ (ページ 1)
これは、バチが当たったのかな。
「先輩、声出したらバレますよ?」
「や、だ…まって…んっ」
「待ちませんよ。こういうの好きなんですよね?」
*****
仕事に振り回されて、気付けば29歳。
恋愛をしたくても出会いがない。
(やっぱアプリに頼るしかないな)
初めてのマッチングアプリ。
グダグダ悩んでいた私に同期の友達が「出会い方なんて気にしてたら結婚なんて無理だよ。令和だよ?アプリで出会うのなんて今は普通だって」という言葉で決心した。
(たしかに、待ってても出会いはこない。よし、やるか)
悩んでいた割に、登録を進めていくうちに楽しくなってつい本音がもれる。
「好きな人のタイプ、か。やっぱりこれかな」
タタタタタタ…
「よし、できた。あ、もうイイネされてる。はやっ!」
登録初日から色んなタイプの男性からメッセージがきて、びっくりした反面嬉しかった。
その中で気になった男性とはやりとりが続いて、ついに会うことに!
(緊張で口から心臓が飛び出そう…そろそろかな)
携帯を見ながら相手のプロフ写真を眺める。
大人っぽい雰囲気でメッセージでは積極的でエッチトークも上手だったのを思い出す。
(どんな人だろう…)
コツンと足音が目の前で止まり、顔を上げると時が止まった。
「モカ、ちゃん?」
「はい…」
咄嗟に返事してしまったけど…。
「え…なに」
なんでここにいるの?
って顔してた私に彼が言う。
「へえ、先輩だったんですね」
「え…?は…?」
まだ状況がうまく理解できていない私に、彼が携帯の画面を見せてくる。
「これ、俺です」
それは、今日会うはずだった彼の写真。
「…は!?え!?嘘…でしょ?」
現実を受け入れられなくて何度も聞き返す。
まさかアプリで出会った最初の男が会社の後輩だなんて最悪すぎる。
「嘘じゃありませんよ。TOYAは俺ですから。ほら…」
そう言って見せてきたのは私とやりとりしたメッセージ欄。
「ま…まじで…」
「マジです」
頭が真っ白で何も考えられないけど、とりあえずこの場から逃げたいと思った。
「あ、じゃ…じゃあ!お互い知らなかったということで…」
帰りたいと思って踵を返したのに手首を掴まれて引き戻される。
「帰るんですか?」
「え、そのつもりだけど」
「俺はいいですよ。相手が先輩でも」
「え?いやいやいや…それは…ちょっと…」
「嫌ですか?」
普段とは違う雰囲気の彼に思わずドキッとする。
(え、待って。いつもはスーツだから気付かなかったけど…)
グレーのオックスフォードシャツに薄手のニットカーディガンでいつもより色気のある男性に見える。
(こんなカッコ良かったっけ?)
会社での彼のイメージは真面目で可愛い後輩、という感じ。
今は、なんというか。
(…えろくない?)
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