マチアプで会った相手が会社の後輩だった…逃げようとしたら資料室に押し込まれて…♡ (ページ 2)
一瞬悩んでしまう。
(いいかも…って何考えてんの!だめ、むり、帰る)
「か、帰る!」
その時なんで振り切れなかったのか。
あの後、強引な彼の誘いを断り切れずにホテルに行ってしまい…。
そして今、仕事も手につかず自己嫌悪に陥っている。
(あああああ、なんでついて行っちゃったんだろう…私のバカ)
会社の後輩とえっちするとかホントにありえない。
どんな顔で仕事すればいいんだろ…。
「せーんぱい!」
後ろから聞こえる声に肩がビクつく。
「あー、なに。どうしたの?」
「お昼一緒にしませんか?」
「え…いや私、お弁と…」
「じゃあまた後で」
断ろうとしたのに返事も聞かずにどこかに行ってしまった。
お昼になって逃げるように席を立ったけど、すでに逃げ場はなかった。
「先輩、行きましょ」
「…はい」
渋々歩いていると、不意に耳元で囁かれる。
「あの時の続き…します?」
「え…なに…」
グイッと手首を引かれて入った部屋は鍵のかかる資料室。
「なに!?ちょ、離して」
扉と彼に挟まれる。
背後からガチャリと鍵のかかる音が聞こえた。
「なんであの日、先に帰ったんです?」
「…」
あの日。
不覚というか、魔が差したというか。
後輩とエッチしてしまったという罪悪感から、彼がシャワー中に逃げるようにホテルから逃げ帰ったのだ。
「あのさ…やっぱりこの事はなかったことにしない?」
「なかったことにしたいんですか?」
「…」
気まずい空気が流れる。
「やっぱり、同じ会社の後輩だし…ね?何もなかったことにした方がお互いのため…」
「俺はそんな気ないですよ」
「え…」
「なかったことになんかしませんよ」
グッと近づいてくる彼の顔に、体が固まる。
「先輩、好きなんでしょ。優しくてちょっとSっぽい人が」
「っ!?」
それは私がプロフに書いた好きな人のタイプ。
たしかに彼はストライクゾーンだけど。
それでもやっぱり後輩というのは…。
「だ、だめだってば…」
押し退けようと彼の胸板を押す…けどびくともしない。
私の両手首を簡単にまとめられ、そのまま頭上で固定される。
腰にするりと腕が回ってきて、密着するように抱かれてしまう。
「なにしてんの。放して」
「放してもいいですけど、バラしますよ?先輩とのこと」
「は…?」
「先輩、あれ出会い系アプリですけどそういうのが目的のアプリですよ。知らなかったんですか?」
「え、それは、その…つまり」
「ヤリモク専用のってことです」
「…」
知らなかった。
どうりで登録初日からエッチな話ばかりされると思った。
その中でも彼は普通の会話から始まり、自然な流れでそういう話になっていったから違和感がなかった。
「まさか先輩がそういうの好きだなんて知りませんでしたよ」
「違う!知らなくて!」
「そうなんですか?でも、あのホテルに行った日、先輩めっちゃえろくて可愛かったですよ」
「や、めて…」
耳元で囁かれたらその気になってしまいそう。
それでなくても、彼は私の好みのタイプだと知っているんだから。
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