隣の部屋のオタクくん、実はとてもテクニシャンで…♡甘くとろけた初めての夜 (ページ 2)
「惣菜なんですけど、このワインに合うものを選びました」
拓人の部屋に入ると、テーブルには色とりどりのおつまみが並んでいる。
「えー!こんなに買ってきてくれたの!?申し訳ない…」
「いえ…ボクのわがままに付き合ってもらうんですから」
「わがままなんかじゃないよ!おすそ分けありがとう」
素直にお礼を言うと、拓人は恥ずかしそうにうつむく。
「…あ、そうだ。私もね、合うおつまみ作ったんだよ!簡単なのだけど」
ロゼワインと聞いて、前に食べて美味しかったレシピを思い出した。
イチゴとチーズに、塩とオリーブオイルをかけただけのシンプルなもの。
週末のご褒美に買っておいたイチゴがあったから、コンビニでモッツァレラチーズだけ買って作った。
「え…寧々さん、気を使わせてしまってすみません」
「違うよ!一緒においしいお酒飲もうってこと!」
そう言って私が笑うと、拓人も安心したような表情を見せる。
すべてをテーブルに並べて、私たちは乾杯した。
*****
「このアニメが好きなの?」
「あっ…すみません…キモいですよね」
「ううん。私もこれ観てるよ」
そう言うと、拓人は驚いた顔でこちらを見る。
流行っている作品だったし、私は服装が派手というだけで、アニメも漫画も割と好きな方だ。
「この主人公が…ちょっと寧々さんに似ているんです。というのもですね…」
アニメを解説する拓人は本当にキラキラしていて、つい口が滑ってしまった。
「私、拓人くんのそういうとこ好き」
「えっ…」
まさに絶句という顔で、拓人は固まってしまう。
「あ、ごめん…。やだった?」
「違うんです!寧々さんみたいな素敵な方がボクなんて…」
そんな風に自分を卑下する拓人にもどかしくなって、私は席を立つと拓人に軽くキスをした。
「私、本気だよ?」
ほどよくまわったアルコールの力を借りて、私はついに自分の気持ちを伝えてしまう。
「寧々…さ…ん」
拓人に何も言わせないように、深いキスで口をふさいだ。
最初はぎこちなく絡んでいた舌も、すぐにいやらしく絡まるようになり、次第に私の理性が崩れ始める。
「拓人くん…好き」
「ボク…も…寧々さんが、す…好きです」
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