月夜に透ける肌は、激しい愛撫から潮を吹き、徐々に美しく照らされる (ページ 2)
外は少しずつ暗くなり、星も見えてきている。
うっすら見える月は満月のようだ。
私は施設に迷惑がかからない程度にバーベキューの後片付けをすると、部屋に入り、お風呂の準備をしつつ奏斗が戻るのを待った。
『この日の為に用意した勝負下着…奏斗喜んでくれるかな?』
そんなことを思いつつ、着替えと共に赤いレースのブラをビニール袋へと入れる。
「おまたせー!ふぅ、いい湯だった!」
「おかえり!じゃあ、私も入ってこようかな」
「うん、ゆっくり浸かっておいで」
奏斗に見送られながら部屋を出ると、私は足早に露天風呂へと向かう。
いそいそとドアを開けると、そこにはホームページで見るよりも、一層豪華に見える綺麗な露天風呂が広がっていた。
「わぁ、思ったよりいい感じ!」
着替えをかごの中に入れ、私は急いで服を脱いでいく。
全裸になり、かごを端の方に置こうとした瞬間、カサっと足元で何かが動いた。
「…?ぎゃあぁ!バッタ!?」
ぴょんと飛んだ虫に驚く私は、思わずカゴを振りまわし追い払う。
すると、着替えはカゴから飛び出し「ちゃぽんっ…」と湯舟の中へ…。
ぶくぶくと沈みゆく着替えや下着。
もちろん勝負下着も湯の中へと消えていった。
「あぁぁ…嘘でしょ…」
バッタは気づけばどこかへ行っており、私はとぼとぼ湯舟に向かうと、びしょ濡れの衣類をすくい上げ、固く絞り再び袋の中へ入れて、ささっと身体を洗い湯舟に浸かった。
「服…どうしよう…」
頭上にはキラキラと星空が広がり、湯舟が月夜に照らされた。
こんなに素敵な空間なのに、私の目からはポロポロと涙が零れ落ちる。
この後私は何を着ればいいのだろうか…。
ゆっくり浸かることも出来るはずがなく、私は渋々お風呂から上がると、濡れたタオルで身体を拭き上げた。
絞ってはいるが、ほのかに湿るタオルは私の身体や髪を乾かすには不十分で、雫が滴り落ちる髪をなんとかまとめると、備え付けの棚の中から薄い着替えらしきものを見つけた。
「あ…一応服は用意されてたんだ…。でもなぁ…」
その服は簡易で、薄いバスローブ…というより、薄いYシャツのように見える。
しかし何も着ないよりはマシと、私はその服を着ると、重たい衣類の入った袋を持ち再び部屋へと戻った。
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