ただの仕事仲間だと思っていた年下の男の子の、不器用で熱いキスの嵐に溺れていく私 (ページ 2)

「…」

悠人が黙ったまま、車を発進させない。

(…私、何かした!?)

「あの…」

「なんで他の男にはあんな顔するんですか?」

「えっ…?」

悠人が冷たい声でそう言った。

梨乃は何を言われたのかわからなかった。

「えっと…どういう意味で…」

「俺にはあんな笑顔見せたことないですよね」

悠人が梨乃の言葉に被せるように言う。

「他の男って…」

「カフェの店員とか今日のクライアントとか」

「そんなつもりは…!」

「俺以外の男とそんなふうに話してほしくないです」

普段は寡黙な彼の低く抑えた声に、梨乃はドキッとする。

「俺の気持ち、気づいてますよね?」

「…っ!」

悠人がまっすぐに梨乃の目を見る。

「や、だって…」

「俺が年下だからですか?」

「違いますけど…その…」

「俺のこと嫌いですか?」

「嫌いとかじゃ…」

「じゃあもう我慢しなくていいですよね?」

悠人は梨乃の手を引き寄せ、顔を近づけてきた。

「俺、ずっと我慢してたんですよ」

耳元で囁かれる低い声に、全身が震える。

腕を強く回され、逃げられない。

「俺以外の男の前で、あんな無防備な顔しないでください」

グッと唇が近づくが、直前でピタリと止まる。

「…キス、欲しいなら言ってください」

「…ま、待って…」

「待ってもいいですけど、焦らすだけですよ」

「…っ!あっ…!」

背中に回っていた悠人の手がシャツの中に入ってくる。

「欲しくないんですか?」

「…欲しい…です…」

悠人がそっと唇を重ねる。

一度離れたかと思いきや、今度は貪るように梨乃を求めた。

「…んっ…!あっ…!」

その激しさに梨乃は抵抗しようとするが、体に力が入らない。

熱く乱暴なキスなのに、梨乃の体は悠人にこうされることを望んでいるようだった。

「あっ…や…」

「やめますか?」

「えっ…」

「やめてほしくなさそうな顔してますよ」

「…っ…やめないで…ください…」

「いいですよ。口開けて」

悠人の舌が口の中に入ってくる。

「あっ…はっ…」

声や息が漏れる。悠人の舌が深く絡んでくる。

(何も考えられない…)

梨乃は悠人のされるがままだった。

「…俺の家、行きませんか?」

やっと解放された時、悠人がそう言った。

梨乃はぼーっとする中、黙って頷く。

悠人は優しいキスをした後、梨乃の衣服を直し、そのまま静かに自宅に向かって車を走らせた。

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