「もっと、エロい音、聴かせて」売れないミュージシャンにかき鳴らされる身体 (ページ 5)

ぞわぞわと粟立つ肌に、何回もキスが落ちる。

「あ、やぁ、そこ、だめぇ…」

カイの手のひらが、私の太ももを開いた。

吐息や体温を恥ずかしい場所で感じる。

「もっと、エロい音、聴かせて」

「ひぁ…ぁああ!」

尖った淫核に舌先が触れ、それと同時に内側を指が貫いた。

「すんごい濡れてるから、勝手に入っちゃった」

悪びれる様子もなく、カイは指をうごめかせる。

派手な水音が散った。

「ぐちゅぐちゅ鳴ってる。これ、録音したいな」

「ばか…っふ、あ、あん…」

「リコさんの喘ぎ声と一緒にサンプリングして、次のアルバムに使うってどうすか?」

「やだ…はぁ、待っ…あ、いっちゃう…」

器用な指は私を弄び、絶頂へと導く。

「薬指から滴る君を、俺は舌で追う」

カイが小さく歌った。

「なかなかのフレーズだと思うんすけど」

甘く掠れた声が、私の内側に響く。

「あぁ…っ…いくぅ…!!」

激しい快感が全身を巡り、腰がびくびくと跳ねた。

「リコさん、イッちゃった?自分だけ、ずるいなぁ」

そう言いながら、カイはまだ小さく跳ねる私の腰を掴んだ。

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