「もっと、エロい音、聴かせて」売れないミュージシャンにかき鳴らされる身体 (ページ 4)

淋しがりで気まぐれなカイが、たくさんの女の子と結ばれ、離れたことも知っているから。

「ごめん…でも、俺…」

否定しないカイをズルいと思わず、素直だと思う私が悪いの。

「いいから。今は、何も考えないで」

ぎゅっと抱き返したら、迷いも不安も消えた。

それはカイも同じだったようだ。

普段はギターを鳴らしている指が、私のブラウスのボタンを外していく。

「リコさんの肌、すごく気持ちいい」

胸元に顔を埋めて、カイが微笑んだ。

「しっとり、もちもち。高い食パンみたい」

「それ、褒めて…る?…っん…」

「褒めてるっす」

本当にパンでも食べるように、カイは私の乳房に歯を立てた。

甘い痛みが快感に変わる。

「あ…っ…カイ…」

「リコさんの声、めちゃくちゃエロい」

「そんなこと、なっ…ああっ…」

乳首に熱い舌が被さり、くるくると先端を舐め回した。

カイはちゅばちゅばという卑猥な音をわざと立てているようだ。

「女の人に名器って言う意味、今、分かった」

「え…?…んぁ、はぁ…」

「名器って良い楽器のことだから。リコさん、マジで楽器みたいだもん」

本当に楽器に触れるような、繊細な指使いで、カイは私の全身を撫でた。

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