大好きな彼とのお泊りデート。さあいよいよ挿入、というときにスマホが着信をして…… (ページ 4)

「綾、すごくエロいよ」

「高木さんも、エッチで、激しくて、強引で、かっこいいよ、んっ、ふぁあっ」

正常位で両手をにぎりあったまま、高木さんの下で思い切り足を開く。

奥の、奥まで、ささってほしくて、腰をうかせて、高木さんのペニスを受け入れる。

腿のあたりまで愛液がしたたり、びちょびちょだった。

恥ずかしさより、気持ちよさが勝り、シーツが濡れていることなんて、どうでもよくなる。

彼の体に足をからませ、ぎゅうううっとしがみつく。

激しく腰をうちつけていた高木さんが、ふうとため息をつき、動きを止めて、うめいた。

「もう、出そうだ」

休憩するように、奥をぐりぐりとかきまぜながら、肩で息をしている。

「ん。出して? ぜんぶだして? 中で大丈夫だから」

「中で? 本当に?」

高木さんがうれしそうな声をあげる。

私もうれしくて、何度も何度もうなずく。

毎日基礎体温はつけている。今日が安全日なのは確かだ。

「ん。中で、本当に」

高木さんが、私の両足を肩にかついだ。屈曲位だ。

「高木さん。すき」

さっき言えなかったことを言う。

「かわいいよ、綾」

髪を何度かなでてくれたあと、私の足をかついだまま、高木さんは激しくピストンを始めた。

屈曲位は、ただの正常位よりも深々とささる。

今日はいつもよりさらに気持ちよく、きっかけさえあればすぐにイってしまいそうなほどだった。

「あんっ! あんっ! あん!!」

ベッドも、胸も、そして高木さんも、これまでにないくらい、大きくゆれた。

「こわれちゃう、こわれちゃう!!」

「いいよ。壊れても。僕がついてるから」

いやらしく激しく腰を動かしながら、高木さんらしい、やさしいことを言ってきた。

いやらしいのも、やさしいのも、高木さんなのでいとおしい。

ぎゅうっと彼の手をにぎる。

「いくよ綾。綾の中に、全部出すよ」

「私も、いっちゃう。一緒に、いけるね。一緒だね」

「そうだ、一緒だ」

「あぁ、いく、いく、いっちゃう、いっちゃうよ!!」

「綾!! うぅ」

激しく動いていた高木さんが動きを止め、これまでで一番深いところまで、亀頭をもぐりこませてきた。

私の膣の一番奥に…子宮の入り口に、卵巣にまで届きそうな勢いで、どくん、どくんと、熱い精液を放出しているのだ。

「出た…」

「あぁ…高木さん…きもちいぃよぉ…。高木さんの精液、うれしいよぉ」

彼が弛緩していったので、握っていた手がゆっくりほどけた。

そのまま私は、高木さんにしがみつく。

それから数分たっても、私たちはまだ、ぐったりと重なったままだった。

「綾…大丈夫?」

「ん。まだ、動けない。ふふふっ、こんなに激しかったの、初めてだね」

私たちは、恥ずかしそうに苦笑いした。

それまでも十分幸せだったのに、今日のあの電話がきっかけで、私たちはこれまで以上に気持ちのいいセックスができるようになった。

-FIN-

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