同窓会で再会した男友達がめちゃくちゃかっこよくなっていて…ドキドキが止まらない!

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同窓会で再会した男友達がめちゃくちゃかっこよくなっていて…ドキドキが止まらない! (ページ 1)

「同窓会、かあ…」

高校時代の友達にはもう長い間会っていない。

大学受験を失敗して三浪した上、そこまでして受かったのは大したことのない私立の大学だった。

今年ようやく大学に入学できた私と違って、高校の頃の友達はもう大学四年生。

内定をもらった子だっている。

三年も受験で無駄にしたことが恥ずかしくて、自分に自信もなくて、友達の顔なんて見られなかった。

だから本当は同窓会に出席するつもりはなかったんだけど…。

「久しぶりに会おうよ!もちろん参加するよね?」

わざわざ啓介から電話があった。

彼は私の数少ない男友達で、受験が始まる前まではよく遊んでいた。

ちょっと小太りで鈍くさいところはあるけど、気の合う友達って感じ。

そんな彼とも、高校を卒業してからはずっと疎遠だった。

「…わかった。お酒でも飲んで楽しもうか」

そして同窓会当日。

綺麗めのワンピースを着て参加したけれど、私より他の女子の方がずっと大人っぽい。

皆垢抜けたな…。

そう思って恥ずかしくなっていると、声を掛けられた。

「律子!久しぶり!」

「啓介!…て、ええ!?啓介!?」

そこにいたのは小太りの男子…じゃなくて、バキバキに体を鍛えたイケメンだった。

高校生の頃の面影なんてどこにもない。

「嘘!なんで!?本当に啓介!?」

「大学でラグビー部に入ってさ。体を鍛えてるうちにこんなことに…」

めちゃくちゃかっこいい…!

啓介を見つめているとドキドキが止まらなかった。

私は照れを誤魔化すように次から次へとお酒を飲んだ。

「律子、ちょっと飲み過ぎじゃない…?」

「そ、そんなことらいわ!」

酔って呂律が回らなくなった。

そういえばお酒を飲むのは今日が初めてだ。

ずっと受験勉強してたから…。

その後もお酒を飲み続けて、結局啓介に送ってもらうことになった。

彼の体に甘えて寄りかかりながら、夜道をふらふらと歩く。

「あのさ、律子のアパートってどこ?この道で合ってる?」

「啓介~、あんたこんなにかっこよくなって~。どうしちゃったのよ~」

「めちゃくちゃ酔っ払ってるな…」

「だって~、私だけ~、ずっと子供のままなんだもん~」

「…そんなことないよ。律子はずっと可愛い」

褒められて嬉しくなる。

照れ屋の啓介がこんなことを言ってくれるなんて、もしかして彼も酔っ払ってるのかなと思った。

「ねえ、啓介…」

頑張って背伸びして、彼の唇にキスをした。

「んっ!?」

啓介がびっくりしている。

それが可愛くて、ちょっと驚かせてあげようと彼の唇をぺろりと舐める。

「うわっ!?」

私はニヤニヤしながら顔を離した。

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