保育園児のお兄ちゃんと…一度だけの約束エッチ (ページ 5)

「あの、お礼にお茶でもどうですか」

カイ君をマンションの前まで送っていったら、そんな風に誘ってくれた。

「親父、どうせ泊りだから駐車場も使えるし」

「でも…」

さすがに、保護者のいない家に上がり込むのはマズイ。

「迷惑ですよね」

カイ君がすごく淋しそうな顔をした。その表情が私の心を揺らす。

「そんな…迷惑じゃないよ。少しだけお邪魔するね」

「はい!」

園児みたいに、ぱっと明るい笑顔が咲くと、素直にうれしい。

「紅茶でいいですか?」

「うん。ありがとう」

慣れた手つきでカイ君がティーポットを使って紅茶を淹れてくれた。使い込まれたダイニングテーブルで、向かい合ってお茶を飲む。

「ナルがいつも、リコ先生のこと家で話すんです」

「もしかして、怖いって言ってた?」

「時々。でも、優しくて大好きだって言ってます」

なんて、優しく笑うんだろう。カイ君に愛される女の子は幸せだと思う。そんなことを考えていたら、思わぬ言葉が飛んできた。

「僕も、リコ先生が大好きです」

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