緊縛されたまま仕事をこなすも動く度に陰核が刺激されて…至福の命令 (ページ 2)

わたしは立ち上がり、資料室へと足を向けた。

小さな窓が一つだけの資料室という名の物置は、埃っぽくて薄暗い。

全ての壁が棚で埋まっていて、おびただしい量の紙の束が並んでいる。

ここから自分の部署の受注票だけを見つけ、シュレッダーで粉砕しなければならない。

とりあえず、わたしは一番近くの棚に手を伸ばした。

「……っ」

思わず声が漏れる。

腕を動かした瞬間、体を縛る紐が存在を主張したからだ。

周りから見ても、絶対に分からない緊縛。

いわゆる菱縛りだけれど、首の紐はV字にかかっているからブラウスで隠れる。

動けば動くほど、意識しないようにしていた結び目を淫核の上に感じた。

それでも、必死に理性を働かせて、わたしは資料整理に没頭する。

課長の命令に従うことが悦びだから。

終業時間になっても、資料整理は半分しか終わっていなかった。

「千星さん、お先に失礼しますね」

「うん。お疲れ様」

同僚は手伝う素振りもなく帰っていく。

残っているのはわたしと課長だけ。

わたしはフロアに人がいなくなったのを確認してから、事務机の角に結び目をあてがった。

「はぁ…ぅ…」

腰を振ると結び目が淫核を擦ってくれる。

痺れるような快感に、腰が止まらない。

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