脈なしだと思っていた男友達から離れようとしたら、甘く狂いはじめて逃げられない (ページ 5)

 

気づけば大胆になっていた。

「ねえ、もっと見て…?」

自分から足を広げて、割れ目を思い切り見せつける。恥ずかしいはずなのに、見てほしいって気持ちの方が強くて――もうどうしようもない。

「……ほんと、綺麗」

低く落ちるその声に、全部見透かされている気がした。隠したいところも、弱いところも、何もかも。

それだけで、ぞくっと背筋が震える。思考が、ゆっくりとほどけていくみたいに。

「あ……」

かすかに触れられただけなのに、眠っていた感覚が引き起こされるようで、呼吸が浅くなる。

「……力、抜いて」

耳元で囁かれて、抗う理由が見つからない。

太ももをなぞる指先が、じわりと距離を詰めてくる。

触れるか触れないか、その曖昧な境界をなぞられるたび、体が小さく震えた。

「……きついな」

触れられた瞬間、じわりと体の奥に熱が広がる。

思わず息を呑んで、肩が小さく震えた。

「ゆっくり慣らすから」

低い声が落ちてきて、逃げ場がなくなる。

そっと触れられるたびに、感覚が研ぎ澄まされていくみたいで――「……無理しなくていい」そう言われても、首は横に振れなかった。

本当は怖いはずなのに、それでも受け止めたい気持ちが消えなくて。

確かめるように、ゆっくりとした動き。

触れるか触れないか、その曖昧な距離に、体が敏感に反応してしまう。

「……っ」

声が、こぼれた。止めようとしても、うまくいかない。触れられるたびに、意識がそこに引き寄せられていく。

考える余裕なんて、もうどこにもない。

(なに……これ……)

背中を駆け上がる感覚に、思わず息が乱れる。

体が勝手に反応してしまって、自分で制御できない。

「……ほら」

耳元で囁かれて、びくっと肩が揺れた。

全部見透かされている気がして、逃げ出したいのに動けない。

力が抜けて、もうまともに動けなくなる。

(なに……今の……)

呼吸も整わなくて、声もかすれるだけ。

ただ、余韻だけがじわじわと残っていた。

「そろそろいいかな?」

耳元で落ちてきた声に、どくんって心臓が跳ねる。

「あ……っ」

思わず漏れる声。

自分でもびっくりするくらい、体が敏感になってる。

最初は戸惑ってたのに、触れられるたびに、どんどん感覚変わっていって。

(だめ……)

そう思っているのに、体は動かない。

息が重なって、逃げ場がなくなっていく。

「大丈夫、力抜いて」

低く落ちる声に、逆らう理由が見つからない。

そのまま引き寄せられて、距離が一気に近づく。

「あ……っ、ん……」

触れられるたびに、こわばっていた体が少しずつほどけていく。

ぎこちなかった呼吸も、気づけば熱を帯びて、浅く乱れていた。

「……ん、気持ちいい?」

問いかけられても、言葉が出てこない。

ただ、小さく頷くことしかできなくて。

その反応を確かめるみたいに、動きが少しだけ変わる。

「あ……っ」

体が揺れるたび、知らなかった感覚が波のように押し寄せてくる。

どこに意識を向けても、そこに引き寄せられてしまう。

(こんなの……知らない……)

「あ……っ、ん……」

重なっていくリズムに合わせて、体が自然と揺れてしまう。奥の方までじわじわと響く感覚に、力が抜けていく。

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