偶然再会した同級生に気が付かずワンナイト・夜の蜜の味
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偶然再会した同級生に気が付かずワンナイト・夜の蜜の味 (ページ 1)
それはとある日のこと。
いつものように会社に出勤して、滞りなく仕事をこなして、定時で帰るつもりでいた。しかし、帰り際に緊急事態が発生し、気が付いたらかなり遅い時間帯になってしまっていた。
同僚達と労いあいつつ帰路につく。
(もう遅いし、今日はコンビニ飯かな…)
疲れ果てて料理なんて作っている余裕はないし、生憎作り置きも切らしてしまっている。コンビニでたーんと美味しいものを買って帰ろう。ご褒美だ。なんて考えながら歩いていた、そんな時だった。
「ねえ、おねーさん。俺と遊ばない?」
そう言って私に立ちはだかったのは、いかにもガラの悪い男性。
(まずい…!)
ここは大通りとはいえ、ちょっと路地に入ればいわゆるラブホがあるような場所だ。そんなところを通った私も悪いかも知れないけれど、今日はとことん運が悪いのかもしれない。
脳内で警報が鳴り響いている。これは間違いなく連れ込まれる…!
「僕の彼女なんだけど…何か御用?」
凛とした声の男性が私をかばうように眼前に躍り出た。王子様みたいな登場に思わずドキッとしてしまう。自分が負けそうだと思ったのか、以外にもあっさりと男は走り去っていった。
「危なかったですね…大丈夫ですか?」
「ありがとうございます!正直、怖かったので…」
「無理もありません。この辺は意外と危険ですし、駅の近くまで送りましょうか?」
「良いんですか?!」
助けてくれた男性がニコリと微笑む。ああ、笑顔まで王子様風だ。こうして私は彼に駅まで送ってもらうことになった。この後何が起こるかも知らずにーー
駅まで、特に言葉は交わさなかった。けど、なんだか心惹かれてしまうのは何故だろうか。もっとこの人と話してみたいのに、不思議と言葉が出てこない。
「駅、もうすぐですね。この辺で大丈夫ですか?」
「はい、ありがとうございました。」
ああ、もうお別れかと思ったとき、ザァーと雨が降ってきた。予想外の雨に慌てふためく。ちょうど近くに雨宿りできそうな場所があったので、彼がそこにいざなってくれた。
無言で立ち尽くす。
しかし次の瞬間、彼が私を抱き寄せた。雨に濡れて冷たいはずなのに、やけに熱いのは何故?
「正直、離れたくありません…!」
唇が重なり合う。肌が触れ合う。
言わなくてもいい。それだけで気持ちは十分に伝わったから。
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