まだ知らない疼きを、あなたが教えてくれた夜に私は大人になった (ページ 4)

ホテルの窓際に、夜の街灯りがぼんやりと差し込んでいる。
カーテンの隙間から漏れる光が、シーツに寝そべるふたりをやわらかく照らしていた。

千帆は太陽の胸のなか、裸のまま身体を預けていた。

少し火照った頬と、密部に残る微かなひりつき。
それでも心は、とろけるほどに安らかだった。

「…痛くなかった? 本当に」

太陽が指先で千帆の髪を梳きながら、もう一度訊ねた。
その声音には、心からの気づかいがにじんでいる。

「うん…ちょっとだけ。でも…太陽くんが優しくしてくれたから、怖くなかった」

千帆は頷きながら、そっと太陽の胸に耳を寄せる。
聞こえてくる心音は、さっきと同じ。少しだけ早くて、温かい。

しばらくふたりは、何も言わずに時を過ごした。

ただ肌と肌が触れ合うだけで、安心する。
こんな静かな幸福を、千帆は知らなかった。

やがて、太陽の手がゆっくりと千帆の背中をなぞる。
指先が腰に、そして太腿に降りていき――ふたたび、あの場所へ触れた。

「…太陽くん?」

「ごめん…なんか、また触れたくなっちゃって」

太陽の手が、そっと密部を撫でた。
濡れていたその場所は、少しの刺激にも敏感に応えてしまう。

「ん…っ、太陽くん…そこ、まだ…っ」

「平気? 無理はしないから…」

千帆は、ほんの少しだけ目を伏せて、小さく頷いた。

ふたたび唇が重なり、
ベッドのうえで、ふたりの熱がゆっくりと再び満ちていく。

太陽の指が、潤んだ密部をやさしく開いていく。
そこに宿る甘い痺れ。まだ残る初めての余韻が、さらにその感覚を研ぎ澄ます。

「…ふぁっ…ん、あ…」

吐息まじりの声が、千帆の唇からこぼれた。

彼の指が中を撫でるたびに、
蜜があふれて音を立て、太腿をつたってゆく。

「もう少しだけ…重なってもいい?」

「…うん、太陽くんなら、いつでも…」

ふたりの熱はふたたび絡まり合い、
朝が来るまで、甘やかな夜にとろけ続けた―。

-FIN-

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