まだ知らない疼きを、あなたが教えてくれた夜に私は大人になった (ページ 3)
「千帆、大丈夫?」
太陽の声は、そっと耳元で囁くように落ちてきた。
千帆は、まだ呼吸が浅いまま、かすかに頷いた。
「うん…でも、ちょっとだけ…こわいかも」
それは本音だった。
太陽を信じたい気持ちと、身体の奥で膨らむ未知の感覚。
その両方が、胸のなかで静かに波紋を描いていた。
太陽は優しく、そっと彼女の額にくちづけた。
「じゃあ、ゆっくり…焦らないから」
そう言って、彼は自分の熱を千帆の身体のあいだに忍ばせた。
指先が千帆の太腿を撫でる。
そして、やわらかく開かれた密部に、彼自身の熱がそっと押し当てられる。
「…んっ」
千帆は思わず目を閉じた。
柔らかい粘膜が、彼の熱に押し広げられようとしている。
「千帆…ゆっくり、入るから…」
太陽の吐息がかかる距離で、ふたりの身体が重なる。
彼の熱が、わずかずつ、千帆の内へと沈み込んでくる。
「ふぁ…っ、ん…いた…っ」
痛み。けれど、それだけじゃない。
異物感とともに、満たされていく内側の鼓動。
太陽が千帆を包み込むように腕をまわし、静かにその奥へとたどってくる。
「ごめんね…無理させてない?」
「だいじょうぶ…太陽くんの、あったかいから…」
言葉にならない想いが、瞳ににじんだ。
太陽の存在が、自分の内側に確かにある――それだけで、涙が浮かぶほど幸福だった。
やがて、すべてが重なり合ったとき、
ふたりはひとつの静けさに包まれていた。
彼がわずかに動くたび、
密部が甘くきしむような快感を訴える。
くちゅ、くちゅ
「…っ、ふぁ…」
音が、生々しく混ざり合う。
身体が、記憶に焼きつくような熱で交わっていく。
太陽は千帆の手をしっかりと握りながら、
何度も、確かめるように、深く、優しく動いた。
「千帆…好きだよ、ほんとうに」
「うん…わたしも…太陽くんが、すき…」
ふたりの鼓動が、重なった。
痛みがいつしか快感に変わり、
涙と吐息が、ひとつの夜を染め上げていく――。
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