童貞卒業のお手伝いをすることになった私だけれど、巨根で絶倫なんて困っちゃう
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童貞卒業のお手伝いをすることになった私だけれど、巨根で絶倫なんて困っちゃう (ページ 1)
少し動いただけで汗ばむような陽気の火曜日の午後。田舎の公園では、お年寄りが散歩をしていたり、犬と遊ぶ人がいたり、のどかな風景が見られる。そんな中、亜希も三歳になる姪と遊びに来ていた。
亜希の姉が離婚後、亜希が子守を手伝うことも多い。亜希が三十二歳なので、姪と一緒にいると母娘に間違えられることもよくあった。
姪はおとなしい手のかからない女の子で、亜希といてもぐずったりすることがない。
だから、休みに姪の子守をすることは亜希の楽しみでもあった。
「ちょっと、休もう!向こうにベンチがあったよね」
まだまだ姪は遊びたそうにしているが、亜希は少し休みたかった。姪の手をとり、ベンチを探す。
「あっち、あっち」
姪がとことこ歩きながら、ベンチを指さす。
ベンチには、本を読んでいる男の子が座っていた。色白で眼鏡をかけ、背筋を伸ばして座って読書をするその姿が絵になる、漫画の世界から飛び出してきたような男の子だ。。
大学生だろうか。何を読んでいるのだろう。
思わず亜希が見とれていると、ふらふらと歩いていた姪が、その男の子の前で転びそうになった。
「あっ!」
手を差し出したのは読書中の彼だった。
「すみません!」
亜希は慌てて駆け寄る。彼は何も言わずに、姪を見てにっこり笑っていた。そして、姪もまた、彼に向って微笑みながら、何かしゃべり始めた。
思わずどちらにもハグしたくなるような、そんな平和な風景に、亜希もつられて笑顔になる。
「すみません、私がちゃんと見ていなくて…」
「気にしないでください。僕、子供好きなんで」
姪は散歩をする犬を見て、彼に何かを訴えている。
「見に行く?」
「うん」
「カバン、みておいてもらえますか?」
「ええ」
姪の警戒心は全くなく、周りに人もいる安心感から、亜希はベンチに座って二人の様子を見ていた。
女の子は、生まれたときからイケメンへのセンサーが働くのかもしれない。優しい笑顔の彼に、姪がずっとにこにこと笑っている。
姉は危険だと怒るかもしれないが、姪が楽しそうだったからと言えばいいだろう。何より、亜希の目の保養になっていた。
ふと、ベンチに置かれた彼のバッグと、読んでいた本を見た。
「あれ?これ読んでるんだ」
それは、亜希が読みたかったミステリー小説だった。ただでさえ読書をする若者が減っているのに、こうして同じ好みの本を読んでいるだけで印象がいい。
亜希の興味は、本よりも彼へ湧き始めた。
「ワンワン、いた!」
二人がベンチへ戻って来た。
「どうもありがとうございます」
「いえ、可愛いですね、僕の名前も呼んでくれて」
「そうなんですか、お名前は?」
「康太です」
「康太お兄ちゃんだって!」
「姪っ子なんですよ」
「そうなんですか、似てますね」
「そうですか?」
康太の雰囲気がそうさせるのか、ずっとお喋りしていたいと思うほどの好青年だ。
「あの、その本、どうですか?」
「あ、これですか?まぁまぁ面白いです」
「私も読もうと思ってたんです」
「貸しましょうか」
「ほんとに?読んでからでいいですよ」
「じゃあ、いつ渡しましょうか?」
驚くほど自然な流れで、また会う約束が決まった。日曜日、彼のバイトが終わった時間に、亜希が車で駅まで迎えに行くことになった。
そこから日曜日まで、二人のメッセージのやり取りが始まった。
康太は二十一歳、理系の大学生。陸上部で活躍していたが、怪我が続き諦めてしまったこと、両親が離婚し、父に育ててもらっていること、本を読むことが昔から好きだったことなど、亜希に包み隠さず伝えていた。
亜希もさらっと自己紹介を済ませていた。
三十二歳、独身、彼なし、花が好きでバイトをしていた花屋にそのまま就職したこと、読書以外の趣味は特にないこと、などだ。
付き合う前のカップルのようで、亜希は康太とのやり取りを楽しんでいた。そして、少しずつ言葉がくだけてきて、康太の真面目で一直線な性格が、可愛くて仕方がないと思い始めていた。
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