バツ1の私がお医者様の幼馴染と、閉院後のクリニックでこっそりHしちゃってます! (ページ 4)
絶頂を迎えた志郎が、私の上に倒れてくる。
私も快楽の余韻に浸りながら、その重みを受け止める。
志郎の荒い呼吸が、私の聴覚を刺激する。
私はその大きな背中を撫でた。
元々は、離婚してセックスの機会を失った私と、長く独身で彼女ナシの志郎がお互いの欲を発散させる為に始まったことだった。
けれど私は、行為を終えた後の、ただ触れ合っているだけの時間が好きだった。
熱く汗ばんだ志郎の体が徐々に熱を失っていき、呼吸が整っていく。
その間、ずっと私と志郎は無言で抱き合っていた。
私たちは夫婦でもなければ恋人でもない。
それでも、離れがたいと思った。
*****
「今更だけど、俺たちちゃんと付き合わない?」
お互いに服を整えていると、志郎が急にそんなことを言い出した。
「え?」
「もちろんエリカがまだ元夫さんが好きなことはわかってる。でも、絶対に振り向かせてみせるからさ」
「待って待って待って」
志郎の言葉に私は鳩が豆鉄砲を食らったような気持ちになる。
「私、元夫のことなんて好きでもなんでもないよ? 娘の父親としては認めてるけど。むしろ普通に嫌いだし」
「え?」
今度は志郎が変な顔をした。
二人お互いに見つめ合ったまま数秒が経過し、そして同時に吹き出した。
「じゃあさ、この後二人で食事でもどう?」
「もちろん、オッケーよ」
笑いながら手を繋ぐ。
そして私たちは恋人同士になった。
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