新入社員の童貞卒業を担当することになってしまった私。元気なペニスに私が降参しそう
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新入社員の童貞卒業を担当することになってしまった私。元気なペニスに私が降参しそう (ページ 1)
華子は郊外のスーパーで主任として働いている。店長は三十代後半の温厚な男性で、パートさんたちは皆んな明るく人間関係に恵まれた職場だ。
華子は、学生時代、遊ぶことが大好きなギャルだった。今はすっかり落ち着き、華子がギャルだったとは誰も信じないと思うが、姉御肌の性格は接客業に生かされていた。
そのスーパーに、新入社員として入ってきたのが奏汰だった。華子は二十九歳。奏汰は二十四歳。たった五歳しか違わないが、奏汰の初出勤日に華子は驚きを隠せなかった。
金髪、ピアス、きりっとした眉。会った瞬間、チャラいとしか言葉が出なかった。もちろん、昔を思い出して懐かしい感覚もある。
店長は「いい子だからさ」と言っていたし、店長がそう言うならきっと間違いないはずだ。新人育成担当の華子は、早速、奏汰と行動を共にすることになった。
「よろしくお願いしまーす」
奏汰は、華子が言わなくても全員に礼儀正しく挨拶をしている。やんちゃな印象どころか、頼りになるお兄ちゃんのような雰囲気さえも醸し出し、その明るくて活気のある姿はパートさんたちのウケがいい。
「主任、いい子が入ったわよね」
「かっこいいし、てきぱきして仕事も早いし」
「うちの息子もあんな風に育ってほしかったわ」
最近の若い子は…、が口癖のパートさんたちがこうして受け入れてくれると、華子としては業務がやりやすい。仕事を覚えることも早く、ちゃらちゃらした見た目にも三日もすれば慣れてきて、仕事ぶりが真面目な奏汰は一か月がたったころにはすっかりお店に馴染んでいた。
「主任、歓迎会は参加よね?」
パートさんから声がかかる。久しぶりの新入社員だから、店長も参加するつもりらしい。こういった飲み会は得意ではないが、奏汰が主役ならなんとなく楽しくなりそうだと華子も参加を決めた。
土曜日の午後九時から始まった歓迎会。早番のメンバーが先に始め、パートさんは適当な時間から参加、華子と店長と閉店業務を終えてから合流することになった。
「お疲れ様です!」
「いえーい!」
カラオケに到着すると、すっかりみんながほろ酔い状態になっていた。
「店長、主任、乾杯!」
「乾杯!」
パートさん四人と、店長と他三人の社員、そして華子と奏汰。奏汰が一番若く、その次が華子だ。だからか、パートさんが気を使って華子を奏汰の隣に誘導する。
隣に座った華子は、奏汰からいい香りがすることに気付いた。着ているTシャツも、有名ブランドのロゴが大きく入っていて、スニーカーも可愛くてお洒落。何より似合っている。
こういうタイプは女性関係も派手だろうから、当然と言えば当然なのかもしれない。
「主任も歌ってくださいよ」
奏汰のさりげない気遣いは、仕事だけではないようだ。
「奏汰くん、次はこれ歌って」
パートさんが奏汰にリクエストをする。どうやら奏汰は歌が上手く、華子が来る前はリクエスト大会になっていたようだった。
そんな主役の奏汰は、パートさんたちに質問攻めにあっていた。
「彼女は?」
「学生時代はモテたの?」
「好きなタイプは?」
お酒が進み、奏汰への質問もきわどくなっている。何を聞かれても、奏汰は嫌な顔一つせず答えている。奏汰の返事に興味がある華子も、しっかり聞き耳を立てる。
学生時代は陸上部で、高校時代はバンドのベース担当。大学時代の話は聞き逃したが、今は彼女がいない。モテてきた人生には違いなかったが、遊び人というわけではなさそうだ。
「そんなに女をとっかえひっかえしてたら、恨まれるよー」
「無駄にテクニックつけても結婚したら無駄になるわよ-」
パートさんも奏汰に愛のあるツッコミを入れながら、笑いの絶えない楽しい飲み会だった。いつのまにか、華子は二杯目のチューハイを飲み干し、奏汰もかなり飲んでいた。
そうこうしているうちに十一時が過ぎ、パートさんが帰り始めた。
「君たちはまだ残る?」
明日の朝も早い店長が、時間を気にしている。
「私は明日遅番なんで、もう少しいます」
「僕は主任が帰るまで大丈夫です」
「そうか、気をつけてな。方向が同じなら主任を送ってやってくれ」
「はい、もちろんです」
店長が帰り、残っていた他の社員も帰り、結局、十二時には華子と奏汰の二人だけになっていた。
「主任、飲んでますか?」
「うん、いい気分」
広い部屋でちょこんと隣同士で座る二人。華子は男性と二人きりで過ごすことが久しぶりで、少し照れくさくもある。
そんな華子に奏汰が話しかける。
「主任は彼氏はいるんですか?」
「いないよ」
「えー、嘘だ!めちゃくちゃモテそうなのに」
「チャラいな…、その言い方」
「ほんとのこと言っただけですよ。可愛いし、スタイルいいし、性格いいし」
「そんなわけないし」
「立ってみてください」
「ここで?」
「はい!」
すっかり奏汰のペースだった。華子が立ち上がると、奏汰も一緒に立ちあがった。
「ほら、男子からしたらこの身長差最高です」
華子は決して身長が高い方ではない。その時も奏汰を自然と見上げる形になったが、くるっと横を向いた奏汰に抱きしめらそうな錯覚を覚え、思わず座ってしまった。
さすが、女慣れしてるチャラ男は違うなと苦笑いをした。そして、久しぶりに男遊びが恋しくなった自分にも。
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