白馬に乗った王子様に略奪されて、めちゃくちゃにイかされまくってしまったその後は… (ページ 5)

「真帆ちゃんの匂い、大好き」

レイはぬるぬるとした身体を螺旋状に絡ませ、ぎゅっと私を抱きしめる。

「いなくなって心配したんだからね」

「だって僕、気持ち悪いでしょ」

「どんな姿をしていてもレイはレイだから…私がレイの分身だったらよかったのに」

「真帆ちゃんはこのままでいいんだよ。違う個体同士がわかり合えて、愛し合えるって本当に素敵なことだから」

レイのぬらぬらとした胴体に乳首を優しく擦られ、身体に甘い痺れが走り、体の奥から熱いものが溢れてくる。

「ああっ…レイ…気持ちいい…」

「真帆ちゃんは、ここ弱いよね」

触手のようなレイの先端が私の脚の間を這い上がってきて、愛液に濡れた裂け目にぺったりと貼りついて、クリトリスを撫でられる。

「あんっ…だめっ…んああっ…」

レイの白い環に口づけ、舌で愛撫すると、レイは私の全身に、ぬめりを帯びた身体を這わせてくる。

「ああっ…レイ…大好きっ…」
 
あそこに、ぬるりとしたものが入ってきて、膣壁をねっとりと擦られ、急激に上り詰め、このままレイと一緒に溶けてしまいたくなる。

「僕も真帆ちゃん大好き」

「あんっ…イくぅ…イっちゃう…あぁあああっ…」

同時に、レイも白い液体を迸らせて果てた。

*****

それからレイは毎日部屋の隅にうずくまって、何かを一日中呟いていて、あまり私の相手をしてくれなくなった。

論文を纏めているらしいけど、それが終わったら自分の星に帰ってしまうのだろう。

ずっとここにいてほしいのに、でも、そんなことは言えない。

*****

ある朝、どーん、という大きな音で目が覚めた。

巨大な岩のようなものが、うちのドアの前に落ちてきたようだった。

これは一体…?

「プレゼント気に入ってくれた?」

「え?」

「この星では、大切な人には石をプレゼントするんだよね。けっこう奮発しちゃった。給料3ヶ月分の隕石」

「…」

「研究が評価されて、リモートで継続になって、あと百年ぐらいはここにいられるようになったんだ」

「レイ…大好き…」

私は、私の王子様をぎゅっと抱き締めた。

-FIN-

この作品が良かったら「いいね!」しよう

78

コメント (0)

コメントを書く