白馬に乗った王子様に略奪されて、めちゃくちゃにイかされまくってしまったその後は… (ページ 4)

ある夕方のことだった。
 
その日も、学校から帰ってくると、レイは上機嫌で中庭に座っていた。

中庭の一部を大家さんが花壇にしたいらしく、レイも手伝って庭を掘り起こしたようだ。

私も、小さなレジャーシートを持ってきて一緒に座る。

黒い土の中から赤黒く蠢く生きものが這い出てきたので、レイにしがみつく。

「きゃー!、ミミズ怖い」

「…何もしないのに、なんで怖がるの?」

レイが不思議そうな顔をする。

「だって…気持ち悪いよ」

「そっか…」

それからレイは無口になって、翌朝起きると姿を消していた。

*****

あれから、3日も経っているのに、レイはまだ戻ってきていない。

何か、気に触ることをしてしまったのか?

それとも私に飽きて、また王子様コスで白馬に乗って、他の人を略奪しに行ったのか?

そもそもレイは、カンケイ動物から進化した異星人なので、やっぱり理解しようとするのは無理だったのか?

そういえば、レイが着ぐるみを脱いだ姿を見たことない。

スマホで「カンケイ動物」を検索すると、「環形動物」と変換され、表示される画像に肌が粟立つ。

それでも…好きだ。

レイがどんな姿をしていても。

レイを探し出さなければ。

遠くには行っていないような気がしていたので、まずは家の中を探し、それから中庭を探すと、透明なブルーの、美しい蛇のような生きものが中庭の土の中に見え隠れしている。

鱗はなく、蛇よりもずっと柔らかくぷるぷるしたゼリーみたいな身体。

そして、レイがよく口にするオーラの意味がやっとわかった。

それは光ではなく、レイの優しくて思慮深い喋り方とか、好奇心に輝く瞳から発する思念の粒子のようなものだった。

「みーつけた!」

「真帆ちゃん…なんでわかったの?」

「オーラが出てたから」

レイの身体を抱き締め、首の辺りと思われるそこだけ少し太くなった白い環にキスをした。

「うはっ…そこだめっ…気持ちよくなっちゃう…」

レイのぬめりを帯びた身体が私のTシャツの中に入り込んできて、お腹を這い、ブラの中の突起を撫でる」

「あんっ…こんなところで…」

そのまま、レイを抱えて部屋に戻り、服を全部脱ぐ。

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