赤ちゃんが卒乳したので夫に授乳してみたら、エッチなミルクまみれになっちゃって…

キャラクター設定

登場人物をお好きな名前に変更できます。

milkyに掲載の小説は当サイトが契約した作家によるオリジナル作品であり、著作権は当サイトにて保持しています。無断転載、二次利用は固く禁じます。不正な利用が確認された場合、法的措置を取らせていただきます。

赤ちゃんが卒乳したので夫に授乳してみたら、エッチなミルクまみれになっちゃって… (ページ 1)

「ぎゃあああああ!いったーーーーーい!」

10ヵ月になる息子に乳首を思い切り噛まれてしまった。

お隣に聞こえるぐらいの大声で叫んだので、隣人が駆けつけて来ないか心配になる。

肝心の息子は、私に抱っこされながら楽しそうにニコニコ笑っている。

また噛まれちゃったらどうしよう、と思ったけど、すぐに使える消毒済みの哺乳瓶もないので、恐る恐る乳首を咥えさせてみる。

今度は噛まずにおっぱいを飲んでくれた。

はあ。

そろそろ、卒乳かな。

息子の離乳食は順調に進んでいる。

哺乳瓶を嫌がるので、ストローの練習ができる1歳ぐらいまでは母乳でいこうと思っていたけど、またあんなに痛い思いをするのなら、おっぱいはやめてもいいかな、と思う。

*****

「どうしたの?こんなにギャン泣きしてるなんて」

息子をお風呂に入れて、ミルクの準備をしていると、夫のユウが帰ってきた。

「ちょっと、抱っこしてて。ミルクすぐできるから」

「おっぱい欲しいんじゃない?」

「もうおっぱいは卒業なの。乳首を思い切り噛まれちゃって…」

午後は、哺乳瓶を嫌がる息子をなだめすかすのが、本当に大変だった。

哺乳瓶の乳首をちょっと口に入れただけで、吸おうともせず、怒ってギャン泣きするのだ。

おっぱいも張って痛くて、私も泣きたい。

「そうなんだ。じゃあ俺がミルクあげていい?」

「ありがとう」

「雪乃はちょっと向こう行ってて」

二週間前ほど前に母が遊びに来たときに、息子の卒乳の話が出て、哺乳瓶での授乳は、父親がしたほうが上手くいくと言われた。

母親がすると、おっぱいがすぐそこにあるのになぜくれないのか、と、赤ちゃんなりに腹が立つらしい。

キッチンで片づけものをしていると、相変わらず息子はギャン泣きだったけど、しばらくすると突然静かになった。しばしの沈黙のあと、悲しそうにふえーん、と泣いてまた静かになった。

「ふう、半分くらいしか飲んでくれなかったけど、疲れて寝ちゃったみたい」

「ユウありがとう。ごはんまだだよね」

*****

コメント (0)

コメントを書く