初のボーナスで奮発してマッサージ店へ行くと、イケメン施術師は大人の快感を…

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初のボーナスで奮発してマッサージ店へ行くと、イケメン施術師は大人の快感を… (ページ 1)

「はぁ~!こんなにもらえると思ってなかった!嬉しすぎる…!」

6月。友香は人生初のボーナスを貰ったところだった。

友香は、大学を卒業してから、特に物欲もなく過ごしてきた。

中々ボーナスを貰っても欲しいものも見つからない日々を過ごしていたが、つい先日、ボーナスでしたいことを見つけたのだ。

「ココ…だよね、噂のマッサージ店…」

駅ビルのはずれにある、小さな看板。…地元でも評判のマッサージ店だ。

友達が教えてくれたのだが、とてもいいテクニックを持った施術師がいるとのことで、人生でマッサージを受けたことのない友香は、初めて興味を持ったものだった。

扉を開けると、チリン…と小気味よいドアベルが鳴る。

すると、受付には清潔感のある制服に身を包んだ、30歳くらいのイケメンがにこやかに迎えてくれた。

「いらっしゃいませ。ご予約の方ですね?」

「あ…っ、はい、き、今日はよろしくお願いします…!」

「…ふふっ。そんなに緊張しないで。先にカウンセリングを行いますので、こちらのソファでお待ちください」

「あ…、はい…」

いいテクニックを持った施術師、と聞いていたので、友香はてっきり年配の人がやってくれるのかなと勝手に思っていた。

…でも、この人は受付の人で、もしかしたらほかの施術師さんが出てくるかもしれないし。

…もし指名制度みたいなのがあったら、あのお兄さん、選ぶのにな…。

そんな妄想を膨らませていると、先ほどのイケメンが、バインダーとお茶を持ってきてくれた。

「…改めまして、本日施術を担当させていただく、司と申します。よろしくお願いします、友香さん」

「あ、はい…、よろしくお願いします。…でも、なんで、私の名前…?」

「当店は緊張をほぐすためにお客様のことをお名前で呼ばせていただいておりますので、ご了承ください。…あ、あまり名前では呼ばれたくなかったですか?」

「いっ、いえ!そういう事ではなく…!その、名前で大丈夫です…」

「かしこまりました。…それでは、カウンセリングに入りますね…」

司は、カウンセリングで私の身体の状態、どうなりたいのかというのを細かく聞いてくれた。

この容姿と丁寧さでは、口コミもいいだろうな、とそんな印象を受けた。

「…さて、カウンセリングは以上になります。…それでは、あちらに更衣室がありますので、施術着に着替えてきていただけますか?」

そう促されると、落ち着いた明かりの空間に通され、奥の更衣室に入った。

着替えながらこれからのことを、否応にも想像してしまう。

マッサージってことは…、当たり前だけど、肌、触られるってことだよね…。腕とか、脚とかじゃなくて、他の場所も…。

友香は、司に色々な部位を触られてしまうことを想像してしまうと、少しだけ下半身がきゅん、と疼いてしまう。

「で、でも、あっちは仕事だもん…、私みたいに変なこと、考えてるわけないんだから…!」

友香は少し浮ついた脳内の中身をかき消すと、施術室へと向かった。

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