憧れの上司に一夜の相手を願い出ると、逆に快楽を植えつけられて逃げられなくなりました

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憧れの上司に一夜の相手を願い出ると、逆に快楽を植えつけられて逃げられなくなりました (ページ 1)

「申し訳ございません。本日大変多くのお客様にご宿泊いただいておりまして…一室しかご用意できません」

降りしきる雨の中、ようやくたどり着いたホテルのフロントスタッフからそう告げられたのは、ほんの数十分前。
いま私は、自分と同じホテルのシャンプーの香りを漂わせている上司にベッドに押し倒されている。
配属当初からずっと憧れていた内海さんと、ハプニングとはいえ同じ部屋に泊まるなんてきっともうこんなチャンスは無い。
そう思った私は、「一回だけでいいので…」と一夜の相手を懇願した。
朝が来たら、いつも通りの従順な部下に戻るから。
そう心の中で誓い、打算的な自分に罪悪感を抱きつつ…私は今夜、彼に抱かれるのだ。

*****

「ん…ん、ふ…ぁ」

まだしっとりと水滴の残る内海さんの髪が、私の頬にかかる。
シャワー室から出てきた彼は、ベッドの上で縮こまっている私の隣に腰を下ろすと、私が言葉を発する前に顎を捕らえて口を塞いできた。
怒っている雰囲気を察知して奥に逃げた私の舌を、優しく誘い出すように吸いだされ、自分のものより厚い舌で艶めかしく翻弄される。
ざりざりと舌同士を擦り合わせ口内を犯されつくした後、唇がようやく解放されたころには、すでに身体に力が入らなくなるほど私の脳内はとろとろに溶かされていた。

「佐藤…いいんだな?」
「…はい。わがままを聞いてくださって、ありがとうございます」
「…後悔するなよ」

そう言われた直後、押し倒され背中をベッドに沈ませた私は、今夜だけと自分に言い聞かせながら彼の背中に腕を回した。

着ていたバスローブはとっくにはぎ取られ、私は下着も付けていない生まれたままの姿で彼からの愛撫を甘受している。
もう指だけで何度も達してしまっているのに、しとどに濡れた蜜壷は貪欲にさらなる刺激を待ちわびてキュウキュウと彼の指を締め付けてしまう。

「あ…の、内海さん…もう、大丈夫なので…」

胸の先端をコロコロと舌で転がしている内海さんの頭にそろりと手を遣り、高められたことで涙に濡れた目で彼を呼ぶ。
チラッと視線が絡み合った時、太ももに熱くて硬いモノを押し付けられて、無意識に下腹部が疼いてしまう。
ハッという荒い息を吐いた内海さんは、私と目線を合わせると噛みつくように口づけてくる。

「いいから、黙って善がってろ。お前も痛くされたくないだろ?」
「私、内海さんになら乱暴にされても…あぁっ!」

私の言葉は最後まで発せられることなく、嬌声に消えていった。
中に入っている内海さんの指が、この短時間で見つけ出した私の弱点を的確に擦ってきて、すぐに快楽に堕とされる。

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