お金を巻き上げるつもりで近づいたリーマンに知らない感覚ばかりを教えられて芽生えるもの (ページ 4)

「あ、あっ、あっ…」

ゆっくりと、神原が入ってくる。

別に、特別大きいとか太いとかでもないけど、脚がひくひくと震えて止まらないくらい、感じる。

「嫌…」

「ちょっと奥のほう、さわるね」

「あっ…や、あ!」

神原が腰を回すようにした時、びりっと甘い何かが駆け抜けた。

身体が熱くて、ふわっと浮くようで、めまいがしそう。

「んっ…ふ、ぁ」

「痛くない?」

首を振る。

奥なんて、サイズ自慢のバカに痛めつけられた経験しかなかった。

神原は様子を探るように、優しく優しく、そっと突く。

私は急速に、周りの音や景色が遠のいていくような感覚に襲われた。

「はっ…あ」

「怖い?」

「あっ…」

怖い?

…そうかも。

だってこんな感覚、知らない。

自分でも届かないような場所を、好きに支配されて、強制的に昇り詰めさせられるような。

でも言いたくなくて、唇を噛んだ私を、神原が苦笑した。

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