「『姉さん』になるなんて。絶対嫌だ」婚約者の弟に強引に迫られて断りきれずに… (ページ 5)

「どっちがこどもなんだか」

呆れたように言うと、直後、とてつもなく大きく熱くなった塊が私のナカに入ってきた。

「こんなにぎゅっと抱きしめてくるなんて。絵里さんも本当は、俺のことが好きなんじゃない?」

――違う。

私が好きなのは陸だよ。

言いたいけれど、空くんに翻弄されて喘ぎ声しか出てこない。

知らない体位を次から次に教えられ、恥ずかしさと快感に何も考えられなくなった。

「今だけでいいから――俺のことだけ考えてよ、絵里さん」

空くんに囁かれて、何度も激しく貫かれ、今までで一番大きな声をあげて絶頂に達した。

同時に、空くんはコンドームをつけたまま私のナカで達した。

ぐったりとした私の、罪悪感と背徳感から溢れた涙を、空くんがそっと舐めるのを感じながら、私は意識を手放した。

-FIN-

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