オフィスで後輩にマッサージをしてもらっていたら… (ページ 2)

「え…でも…」

「ほら、早く」

荒川くんに促され、私はソファにうつ伏せになった。

「腰からいきますね」

「あ…ん…っ」

絶妙な力加減で指圧してくれる。

最高に気持ちが良い。

「真由さん細いからちょっと力入れたら壊れちゃいそうですよね」

そんなことを言われて、自分の顔が耳まで真っ赤に染まるのがわかった。

「な…、に、言ってんの…そんな簡単に壊れないよ」

その照れを隠すように私は少し素っ気なく答える。

「ほら、この腰回りとか…」

荒川くんの手が私のウエストをなぞる。

「ぁ…」

「真由さん…そんな声出さないでくださいよ」

「え…」

「俺…我慢出来なくなってしまいます」

うつ伏せに寝ている私の上に覆い被さるように荒川くんの身体が重なる。

「ん…ぇ、あ…」

「真由さん…」

耳元で囁かれ、息があたり、ゾクッと震えた。

でも、嫌な震えじゃなくて…。

身体が熱くなった。

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