恋愛恐怖症を乗り越えて…大好きな人の誕生日に結ばれる幸せH (ページ 2)

テーブルに並んでの食事も終わり、片付けを手伝った後、

「今日、俺、誕生日なんだ」

と、聡くんが切り出した。

「え、ごめん知らなかった!何も用意してないの、ごめんね」

申し訳なくなって、目を伏せると、

「いや、全然いいよ!っていうか、あの、お願いがあって…」

聡くんの長い指が、私の髪に触れた。

「付き合ってほしいんだ」

驚いて、目を見開くと、聡くんの切れ長な目がジッと私を見つめていた。

「俺、ななこちゃんが欲しい」

触れるだけのキス。

失恋して以来、頑なに、恋を拒んできた私の、封印を解くような、温かなキスだった。

腕を聡くんの首に回すと、聡くんの柔らかな舌が、私の唇を割って入る。

もう、拒否なんて出来ない。

私も、聡くんが欲しい。

そのまま、聡くんは、私のブラウスのボタンを一つずつ外していった。

ブラウスをするりと脱がされ、キャミソールをたくし上げられ、ゆっくりと押し倒される。

露になったブラジャーは花柄。

なんとなく、見られるのが恥ずかしい。

「可愛い、ななこちゃん」

聡くんが耳元で囁く。

「触っていい?」と聞かれ、頷いた。

聡くんは、ブラジャーの上から、私の胸にそっと触れた。

大きな掌に包まれた、胸。円を描くように、柔らかく、揉まれる。

ブラジャーのホックが外され、胸が外気に触れた。

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