AVを観ながら叶わぬ恋の相手を想って自慰していたら本人に見つかって… (ページ 9)

「動画では顔にかけてましたが、僕の趣味ではないので。ここにかけてしまいました」

丁寧にわたしの太ももを拭きながら、教授がすまなそうな顔になる。

「別に、かけられたいなんて思ってないですから」

「そうだったんですか?てっきり、ああいうのが千星さんの趣味なのかと」

「違います!あの動画は、白衣が見たかったというか…」

「白衣フェチですか」

違うとも言い切れないけど。

「どっちかと言うと、利人さんフェチです」

「僕みたいな男がタイプだなんて、物好きですね」

「…無自覚って、確かに困りますね」

「何の話ですか?」

教授が離れていかないように、わたしは白衣をぎゅっと掴んだ。

-FIN-

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